2009年11月27日
「ゲゲゲの鬼太郎」のまち境港にいってきました!
取材で鳥取県は境港にいってきました♪ すぐ近くの島根県松江市までは毎年のようにいくのですが、境港は初めてです。ちなみに福岡から高速利用で6時間くらいかかります(笑)。でも一度行ってみたかったのでラッキー☆
境港といえば、松葉ガニ、今年の2月にさぎの湯温泉でいただいたカニも境港に揚がったカニでした(旨かった~♪ 今年食べた美味しいものの中ではベスト1ですね)。そして来年の朝ドラ「ゲゲゲの女房」の舞台、つまりゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるさんの生まれ故郷というのはすでに有名。水木しげるロードには妖怪たちとゲゲゲファミリーのグルメ&グッズを売る店が大集合し、平日だというのに地方の商店街とは思えないほどの活況を呈していました。写真はおなじみ「ねずみ男」。
取材したのは「水木しげる記念館」。1時間の予定が2時間くらいいたのですが、それでも足りなかった! 1階は水木しげる氏と妖怪の紹介コーナー…… というより、お化け屋敷といったほうがいいかもしれません。
薄暗い中に、妖怪がケケケケケと笑いだし、のんのん婆の声で妖怪の紹介が流れる……。小さな子どもは泣き出してしまうことも多いというのもうなづけます。水木しげるさんの年譜も興味深かったです。39歳まで独身だった(今はわりとアタリ前?)水木さん、奥さんとはお見合いで知り合ったとのことですが、出会ってわずか数日で結婚しているんですよね。当時はまだゲゲゲもヒットしておらず、安定収入があるわけでもない水木さんです。「食べること」「眠ること」が最優先だという水木さんです(まるで私やん)。しかも、結婚してすぐに奥さんは水木さんの漫画の手伝いにせいを出している。奥さんと結婚して5年後、ようやく「ゲゲゲ」がヒットするわけですが……。
口伝えできかされた妖怪イメージをユニークな絵として活写した水木氏も素敵ですが、夢を追う39男を伴侶に選び、支えた奥さんもスゴイ。そのへんの心境や経緯をどう描くのか、来年の朝ドラがちょっと楽しみになりました。写真は水木氏が描いた人生絵巻。
2階には「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターの解説や(鬼太郎の肌から白い粉が出るとか、ねずみ男が結婚詐欺にだまされたことがあるとか…… 初めて知ることがいっぱい!)東海道五十三次の水木しげる氏によるパロディー絵(といっても大変精緻)とか、また作品を自由に読めるライブラリーもあり。
そしてこの記念館の最大のウリは、「再入場できること」。1階で「ゲゲゲ」に興味を持ち、2階のライブラリーで読み込んで、途中で、水木しげるロードにお昼を食べに行ったりして、また戻ってきて続きを読む…… なんてことが可能なわけです。
記念館を拠点に、一日でも飽きない水木しげるロード、また訪れたいですね! こちらは妖怪がほっこりなごむ庭園(記念館は元料亭だそうです)。
水木しげる記念館
http://www.sakaiminato.net/mizuki/
こちらは、
「ごはん屋 漁火」の海鮮丼(上)。
カニの甲羅がトッピングされたカニまるごと丼が有名なお店です。カニは残念ながら取材の都合上いただけなかったのですが(通年版の本なので、シーズン物の撮影を選ばなかったのです。残念)海鮮丼も大変美味でした~♪お父様が美保関の漁師というご主人「船に酔うから漁師にならず」に料理人になったということですが、わば新鮮な魚についての英才教育を受けてきたようなものでしょう。こちらはご自分で採ったという岩のり。袋から出すと磯の美味しそうな香りが鼻をくすぐりました。
仕入れによって変わるという刺身、その日はキンメ・ヒラメ・マダイ・アコウダイ・ダルマダイ・ヒラマサ・ウニ・イクラ・ホタテ・マグロ・白イカの刺身という豪華さ。すべて豪快な厚切りでご主人がいうようにお酒のつまみにぴったりそうです。ウニがないシーズンは、カニに変わるということです。
名物の松葉ガニでも定評があり、毎年東京などからはるばるやって来るリピーターさんも多いとのこと。カニのコースはかなりボリュームがあるので、「コースの半分は1日目に食べて、残りは2日目に」と2日にわけて1つのコースをいただくお客さんまでいるとか(それぜひやってみたい……)。
また海鮮丼のほかにも、鯛刺しのたまご丼など丼ものの種類はかなり多く、鳥取でなければ毎日通いたい! とりあえず次回はカニをいただきにまた来ます♪
ごはん屋 漁火
http://sanin-net.com/isaribi/index.html
境港といえば、松葉ガニ、今年の2月にさぎの湯温泉でいただいたカニも境港に揚がったカニでした(旨かった~♪ 今年食べた美味しいものの中ではベスト1ですね)。そして来年の朝ドラ「ゲゲゲの女房」の舞台、つまりゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるさんの生まれ故郷というのはすでに有名。水木しげるロードには妖怪たちとゲゲゲファミリーのグルメ&グッズを売る店が大集合し、平日だというのに地方の商店街とは思えないほどの活況を呈していました。写真はおなじみ「ねずみ男」。

取材したのは「水木しげる記念館」。1時間の予定が2時間くらいいたのですが、それでも足りなかった! 1階は水木しげる氏と妖怪の紹介コーナー…… というより、お化け屋敷といったほうがいいかもしれません。


薄暗い中に、妖怪がケケケケケと笑いだし、のんのん婆の声で妖怪の紹介が流れる……。小さな子どもは泣き出してしまうことも多いというのもうなづけます。水木しげるさんの年譜も興味深かったです。39歳まで独身だった(今はわりとアタリ前?)水木さん、奥さんとはお見合いで知り合ったとのことですが、出会ってわずか数日で結婚しているんですよね。当時はまだゲゲゲもヒットしておらず、安定収入があるわけでもない水木さんです。「食べること」「眠ること」が最優先だという水木さんです(まるで私やん)。しかも、結婚してすぐに奥さんは水木さんの漫画の手伝いにせいを出している。奥さんと結婚して5年後、ようやく「ゲゲゲ」がヒットするわけですが……。
口伝えできかされた妖怪イメージをユニークな絵として活写した水木氏も素敵ですが、夢を追う39男を伴侶に選び、支えた奥さんもスゴイ。そのへんの心境や経緯をどう描くのか、来年の朝ドラがちょっと楽しみになりました。写真は水木氏が描いた人生絵巻。

2階には「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターの解説や(鬼太郎の肌から白い粉が出るとか、ねずみ男が結婚詐欺にだまされたことがあるとか…… 初めて知ることがいっぱい!)東海道五十三次の水木しげる氏によるパロディー絵(といっても大変精緻)とか、また作品を自由に読めるライブラリーもあり。
そしてこの記念館の最大のウリは、「再入場できること」。1階で「ゲゲゲ」に興味を持ち、2階のライブラリーで読み込んで、途中で、水木しげるロードにお昼を食べに行ったりして、また戻ってきて続きを読む…… なんてことが可能なわけです。
記念館を拠点に、一日でも飽きない水木しげるロード、また訪れたいですね! こちらは妖怪がほっこりなごむ庭園(記念館は元料亭だそうです)。

水木しげる記念館
http://www.sakaiminato.net/mizuki/
こちらは、
「ごはん屋 漁火」の海鮮丼(上)。

カニの甲羅がトッピングされたカニまるごと丼が有名なお店です。カニは残念ながら取材の都合上いただけなかったのですが(通年版の本なので、シーズン物の撮影を選ばなかったのです。残念)海鮮丼も大変美味でした~♪お父様が美保関の漁師というご主人「船に酔うから漁師にならず」に料理人になったということですが、わば新鮮な魚についての英才教育を受けてきたようなものでしょう。こちらはご自分で採ったという岩のり。袋から出すと磯の美味しそうな香りが鼻をくすぐりました。

仕入れによって変わるという刺身、その日はキンメ・ヒラメ・マダイ・アコウダイ・ダルマダイ・ヒラマサ・ウニ・イクラ・ホタテ・マグロ・白イカの刺身という豪華さ。すべて豪快な厚切りでご主人がいうようにお酒のつまみにぴったりそうです。ウニがないシーズンは、カニに変わるということです。
名物の松葉ガニでも定評があり、毎年東京などからはるばるやって来るリピーターさんも多いとのこと。カニのコースはかなりボリュームがあるので、「コースの半分は1日目に食べて、残りは2日目に」と2日にわけて1つのコースをいただくお客さんまでいるとか(それぜひやってみたい……)。
また海鮮丼のほかにも、鯛刺しのたまご丼など丼ものの種類はかなり多く、鳥取でなければ毎日通いたい! とりあえず次回はカニをいただきにまた来ます♪

ごはん屋 漁火
http://sanin-net.com/isaribi/index.html
2009年03月06日
駆け込みカニ・マイレージ旅!カニ一人旅の至福
マイレージが2月で期限だったのであわてて使いました。といっても、行けるのは大阪・高知・出雲くらいまでとのことだったので、いつかはやりたかった山陰カニ旅行にすることにしました。
ズワイガニ、山陰地方の呼び名は松葉ガニ。これも食べられるのは3月までだからちょうどよい。ついでに出雲大社に遅い初詣も兼ねます。しかし、この1年間で出雲3回目です。何のゆかりもないのにどんだけ出雲地方好きなんだろう(笑)と自分でも思います。
でも癒されるんですよね。いくところもだんだん固定化してきていて私の中では「由布院化」してきてます(あちこち観光せずに、気に入った行きつけだけ訪れて和む、という意味)。今回も「ふなつ」の出雲そばと、「月照寺」の抹茶、「ろんぢん」の島根和牛のしゃぶしゃぶ、「さきたま」で好きな天然石を1粒ずつ選んだアクセサリー…… と松江のお気に入りを訪れます。
しかし、なんといっても今回のメインはカニです。温泉宿で松葉ガニ~、できれば焼きガニ。
今回カニの宿で選んだのはさぎの湯温泉「さぎの湯荘」。さぎの湯温泉は田園の中、足立美術館のまわりに3軒の湯宿が建つこぢんまりとした温泉地ですが、いずれも源泉かけ流しの小規模宿ばかりというのが好感持てます。さぎの湯荘も広い内湯&大浴場と、貸切の内湯、露天とすべてが源泉かけ流しで24時間入れるという温泉的にも申し分ありません。カニに備えて早々とチェックインし、コンディションを整えます。
中庭を囲んで建つ館内はかなり広く(貸切にいくときなどちょっと迷いました)、ところどころに美術品が配されていて上品な趣があります。写真は客室へ続く廊下。
それでいて卓球場などもあり、温泉場の素朴な情緒も共存していて。ライブラリースペースやラウンジなど客室以外に寛ぐ場所がたくさんあったのが贅沢な感じでした。
部屋がまた広い。あいていたのか、一人旅なのに2間続きの玉砂利の庭園に面した部屋に通され、ちょっとビビりました(笑)。
この部屋の床の間にも高そうな壺。でも愛らしい青い小鳥が描かれた掛け軸に心和みました。女性客は浴衣の替えも選ばせていただけます。ドライヤーはイオンドライヤー。
で、さっそく大浴場へ。
田園に面した開放感いっぱいの大浴場は、貸切状態でした。ちなみにここには3回入りましたが、3回とも貸切状態。平日ならではですね♪ 泉質は無色透明で、含放射能、ナトリウム-カルシウム炭酸水素・硫酸塩泉(あとでいただいた泉質の表によればPH7.7)。飲むとごくわずかに塩分と土の香りを感じる柔らかい湯でした。
露天は内湯に沿うようにL字型にありました。源泉の近くによると熱く、遠いところはぬるかったので、移動しながら長湯を楽しみました。
温泉の中に背もたれにちょうどい岩があるのも○。放射能泉は湯気を吸い込むのが効果的なので、存分に長湯をしてスーハースーハーと吸い込みます(笑)。
貸切湯は眺望はないですが、露天はツルツルに磨かれた一人サイズの浴槽が気持ちよく、また内湯は成分が濃い感じがしたので要入浴。写真は貸切露天。梅がちょうどきれいでした。
宿泊者専用なせいか、シャンプーなどが大浴場に比べて高そうに見えました。
取材ではない宿泊なので、存分にだらけつつ、気がつくと片ほほがゆるんでいる。今から出会う焼きガニを思うと笑いが止まらないのです。ふふ、うふふ……。
ハタから見ると気持ち悪いヒトだったと思いますが、一人旅だから誰もなんにもいいません。思えばここから極楽が始まってましたね♪
そんな中、いよいよ夕食です。もちろん部屋食。感じのいい仲居さんが、悩みながら食卓に料理を並べます。というのは、カニを焼く炭火がかなりでっかい!ゆえにどのように並べるか迷うというわけです。赤々と燃える炭火はもちろん本物の備長炭(たぶん)。ワクワクする中、カニ登場。な、なんとタグ付きの生。殻を透かした半透明の身がうつくしい……。
その日は、仕入れ運がよかったらしいです(天候や漁の状況で値が変わるのでいつもそうとは限らない)。日ごろ必死で働いた神様のご褒美でしょう(祈)。若い専務さんが、「通常のカニづくしプランはカニ2杯以上なのですが、カニは1杯にし、その半分を焼きガニにし、残りをいろいろとお料理にしましょう」と予算内で工夫してくれたので、焼きガニのほかにも、カニ刺しや、カニ天、ロールカニサラダが並び、大豪華な夕食となりました。
料理はカニ天以外は最初にすべて並びますが、これでいいのです。ふっふっふ。料理と二人きり。どんなふうに食べようと私の勝手です。
さっそく生カニを炭火に乗せ、その間にドラマ「銭ゲバ」のように行儀悪く、カニ刺しをずるっとしゃぶります。あまーい!! とろける! ウマー\(((°∀°)))/
そうこうしているあいだに、焼きガニが食べごろに。
「ちょっと白くなったくらいが食べごろですよ。焼きすぎると身離れが悪くなりますから」
というアドバイスに従い、生加減でアツアツを。おおお。それからあとは言葉にできませんね。ただ、カニだけに集中して、味わいました。しかし、一人でカニを味わう至福といったら! 炭火でぐつぐつ煮たてたカニミソにカニ身をからめて食べるうまさ……。
思い出すとぼーっとしてしまいます。
「カニを食べると無口になる」とはよくいいますが、私は断言しますね。
「カニは一人で食べるものだ」。関節を好きなだけしゃぶろうと、爪までほじくりだそうと自由! どんなに行儀悪く食べようと誰も見ていない。どんなに時間をかけて食べようと、誰も文句をいわない。そして存分にカニをいただいて、カニ臭くなった手を体ごと洗うべく温泉へいく贅沢。カニ旅には、一人旅の醍醐味がカニみそのように濃厚に詰まってました……。
ちなみに部屋には空気清浄機がついていたのですが、焼きガニのあとに大活躍していました。
さぎの湯荘
HP:http://www.saginoyusou.com/
源泉かけ流し、24時間入浴OK、部屋食。カニ以外のお料理やご飯もおいしくて、一人旅の私にも優しく接客していただき、大満足の温泉宿でした。写真は朝ごはん。島根名物しじみ汁や湯豆腐がつきます。
カニなしだと1万円台前半~で泊まれます。今回は2万円で焼きガニを食べたいとメールで交渉してご対応していただきました。そんな融通がきく小規模宿ならではの優しさもあり、またぜひ伺いたいお宿です。
ズワイガニ、山陰地方の呼び名は松葉ガニ。これも食べられるのは3月までだからちょうどよい。ついでに出雲大社に遅い初詣も兼ねます。しかし、この1年間で出雲3回目です。何のゆかりもないのにどんだけ出雲地方好きなんだろう(笑)と自分でも思います。
でも癒されるんですよね。いくところもだんだん固定化してきていて私の中では「由布院化」してきてます(あちこち観光せずに、気に入った行きつけだけ訪れて和む、という意味)。今回も「ふなつ」の出雲そばと、「月照寺」の抹茶、「ろんぢん」の島根和牛のしゃぶしゃぶ、「さきたま」で好きな天然石を1粒ずつ選んだアクセサリー…… と松江のお気に入りを訪れます。
しかし、なんといっても今回のメインはカニです。温泉宿で松葉ガニ~、できれば焼きガニ。

中庭を囲んで建つ館内はかなり広く(貸切にいくときなどちょっと迷いました)、ところどころに美術品が配されていて上品な趣があります。写真は客室へ続く廊下。
それでいて卓球場などもあり、温泉場の素朴な情緒も共存していて。ライブラリースペースやラウンジなど客室以外に寛ぐ場所がたくさんあったのが贅沢な感じでした。

部屋がまた広い。あいていたのか、一人旅なのに2間続きの玉砂利の庭園に面した部屋に通され、ちょっとビビりました(笑)。
この部屋の床の間にも高そうな壺。でも愛らしい青い小鳥が描かれた掛け軸に心和みました。女性客は浴衣の替えも選ばせていただけます。ドライヤーはイオンドライヤー。
で、さっそく大浴場へ。
田園に面した開放感いっぱいの大浴場は、貸切状態でした。ちなみにここには3回入りましたが、3回とも貸切状態。平日ならではですね♪ 泉質は無色透明で、含放射能、ナトリウム-カルシウム炭酸水素・硫酸塩泉(あとでいただいた泉質の表によればPH7.7)。飲むとごくわずかに塩分と土の香りを感じる柔らかい湯でした。
露天は内湯に沿うようにL字型にありました。源泉の近くによると熱く、遠いところはぬるかったので、移動しながら長湯を楽しみました。
温泉の中に背もたれにちょうどい岩があるのも○。放射能泉は湯気を吸い込むのが効果的なので、存分に長湯をしてスーハースーハーと吸い込みます(笑)。
貸切湯は眺望はないですが、露天はツルツルに磨かれた一人サイズの浴槽が気持ちよく、また内湯は成分が濃い感じがしたので要入浴。写真は貸切露天。梅がちょうどきれいでした。
宿泊者専用なせいか、シャンプーなどが大浴場に比べて高そうに見えました。
取材ではない宿泊なので、存分にだらけつつ、気がつくと片ほほがゆるんでいる。今から出会う焼きガニを思うと笑いが止まらないのです。ふふ、うふふ……。
ハタから見ると気持ち悪いヒトだったと思いますが、一人旅だから誰もなんにもいいません。思えばここから極楽が始まってましたね♪
そんな中、いよいよ夕食です。もちろん部屋食。感じのいい仲居さんが、悩みながら食卓に料理を並べます。というのは、カニを焼く炭火がかなりでっかい!ゆえにどのように並べるか迷うというわけです。赤々と燃える炭火はもちろん本物の備長炭(たぶん)。ワクワクする中、カニ登場。な、なんとタグ付きの生。殻を透かした半透明の身がうつくしい……。
その日は、仕入れ運がよかったらしいです(天候や漁の状況で値が変わるのでいつもそうとは限らない)。日ごろ必死で働いた神様のご褒美でしょう(祈)。若い専務さんが、「通常のカニづくしプランはカニ2杯以上なのですが、カニは1杯にし、その半分を焼きガニにし、残りをいろいろとお料理にしましょう」と予算内で工夫してくれたので、焼きガニのほかにも、カニ刺しや、カニ天、ロールカニサラダが並び、大豪華な夕食となりました。
料理はカニ天以外は最初にすべて並びますが、これでいいのです。ふっふっふ。料理と二人きり。どんなふうに食べようと私の勝手です。
さっそく生カニを炭火に乗せ、その間にドラマ「銭ゲバ」のように行儀悪く、カニ刺しをずるっとしゃぶります。あまーい!! とろける! ウマー\(((°∀°)))/
そうこうしているあいだに、焼きガニが食べごろに。
「ちょっと白くなったくらいが食べごろですよ。焼きすぎると身離れが悪くなりますから」
というアドバイスに従い、生加減でアツアツを。おおお。それからあとは言葉にできませんね。ただ、カニだけに集中して、味わいました。しかし、一人でカニを味わう至福といったら! 炭火でぐつぐつ煮たてたカニミソにカニ身をからめて食べるうまさ……。
思い出すとぼーっとしてしまいます。
「カニを食べると無口になる」とはよくいいますが、私は断言しますね。
「カニは一人で食べるものだ」。関節を好きなだけしゃぶろうと、爪までほじくりだそうと自由! どんなに行儀悪く食べようと誰も見ていない。どんなに時間をかけて食べようと、誰も文句をいわない。そして存分にカニをいただいて、カニ臭くなった手を体ごと洗うべく温泉へいく贅沢。カニ旅には、一人旅の醍醐味がカニみそのように濃厚に詰まってました……。
ちなみに部屋には空気清浄機がついていたのですが、焼きガニのあとに大活躍していました。
さぎの湯荘
HP:http://www.saginoyusou.com/
源泉かけ流し、24時間入浴OK、部屋食。カニ以外のお料理やご飯もおいしくて、一人旅の私にも優しく接客していただき、大満足の温泉宿でした。写真は朝ごはん。島根名物しじみ汁や湯豆腐がつきます。
カニなしだと1万円台前半~で泊まれます。今回は2万円で焼きガニを食べたいとメールで交渉してご対応していただきました。そんな融通がきく小規模宿ならではの優しさもあり、またぜひ伺いたいお宿です。
2008年12月12日
冬のドライブ♪ ボンネットの猫に要注意!
雪が降りましたねえ♪ その前日から私は大分の良宿に泊まっていて(その宿のレポはまた後日します)、翌日は由布院にでも行くかと思っていたのですが、雪のため九重で引き返すはめに。
しかし、冬大好きな私、そのままうちに帰るわけありません。特にこんな雪の日こそ、普段見れない絶景に出会えるチャンス! しかも、絶対に人出が少ないぜェ!(←つまり土曜日に一人で出歩くのにうってつけ)
『急』のつく運転さえしなければ大丈夫さ♪ と、ジェロの歌ばり(笑)に「海に降る雪」をめざして関門海峡を渡ったのでした。
あいにく雪は止んでしまいましたが、どんより重い雲間から陽がさして、田んぼや木に残った雪を輝かす…… というふだんは見られない景色に出会えました。
写真は山口県の千畳敷にある「カントリーキッチン」より暮れかけた日本海。
高台にあり窓に沿ってぐるりと配置したカウンターから日本海を見渡す人気のカフェもこの日はさすがに私の貸切でした~。芝生の上に雪が積もっているのがわかりますか? ホットチョコレートが飲めたらいいや、ぐらいで訪れてみたのですが貸切なのに気をよくして、早めの夕御飯をいただいてしまいました。牛肉のビール煮込み(天然酵母パンとサラダのセットで1800円だっけ?)、煮込んだ肉が柔らかくほぐれて美味しかったです。 ネットの情報では17時と表記されていますが、現在は18時30分までやってるようです。
カントリー・キッチン
0837-37-3824
木曜定休
10年くらい前から好きでたまに行くお気に入りの店なのですが(サンドイッチやハンバーグも美味しいです。チョコレートケーキもずっしりしていて好み)、ただし店内にトイレがナイ。キャンプ場のを利用するようになっていますが、これがやや遠いうえに汚い(暗いとたぶん怖い)。ここを訪れる前にコンビニなどで必ずトイレを済ましておくことをお勧めします。
さて、寒い時のドライブ、温泉好きならなおさら楽しいですが、先日取材中に思いもかけぬ出来事がありました。とある取材場所(すごく寒い)を終了して車をスタートさせてまもなく。
カメラマン「猫の鳴き声しません?」
高山「カーラジオっすかね」
……と、ラジオをオフに。
止んだ? と思ったらまたしばらくすると猫の鳴き声が。しかもかなり大きく。座席にはもちろん猫は入り込んでいません。あわてて車を止めました。
……折しも、引きずり事故が多く報道されている時節柄。え、まさかひいちゃった!? とおそるおそる車の下をのぞきこみましたが、猫の姿はなし。しかし猫の鳴き声はあいかわらず聞こえます。しかもさっきより大きく、かつ苦しげに。
「巻きこんじゃってたらどうしよう」と二人でおろおろと這いつくばるようにして車の下を懸命にのぞきこみますが猫の姿はまったく見えず。だけど苦しげな猫の声は止みません。
「どうしよう」「JAF呼びましょうか」
猫の声はボンネットの下から響くように大きく聞こえます。
もしかして……と、「ボンネットをあけてみましょう」と提案し、カメラマンさんが開けたとたん、ぴょーん! エンジンルームの中から猫が飛び出しました。野良猫のようでした。どうやら、あまりに寒かったせいか、車のエンジンのあったかさに惹かれて猫は車のエンジンルームにもぐりこんだようなのです。走り出した車のエンジン音にびっくりしたのでしょうか、それで騒ぎ出したらしい。猫は、まだ温かいエンジンに未練があるのか、車のそばで鳴いてます。まったく怪我はしてなさそうです。
「よかった~」カメラマンさん、安心のあまりべそをかいてました。ボンネットをあけて血まみれの猫の一部が見えたらどうしよう、と私も怖かったのでほんとうに腰砕けになりそうでした。
それにしてもどこから?…… 全然ボンネットはあけてないし、どう考えても車の底部から入り込んだとしか考えられません。車の底からボンネットって、猫なら簡単に入り込めるほど大きな隙間があいてるんですね……。初めて知りました。
ということで、冬のドライブに出かける皆さん。こんなこともあるんですよ~。
出発前、および出発してしばらくは、くれぐれも知らない猫がエンジンルームに入り込んでいないかご注意ください。ま、めったにないとは思いますが(笑)
最後に写真は先日取材した「めかり山荘」からの夜景。
しかし、冬大好きな私、そのままうちに帰るわけありません。特にこんな雪の日こそ、普段見れない絶景に出会えるチャンス! しかも、絶対に人出が少ないぜェ!(←つまり土曜日に一人で出歩くのにうってつけ)
『急』のつく運転さえしなければ大丈夫さ♪ と、ジェロの歌ばり(笑)に「海に降る雪」をめざして関門海峡を渡ったのでした。
あいにく雪は止んでしまいましたが、どんより重い雲間から陽がさして、田んぼや木に残った雪を輝かす…… というふだんは見られない景色に出会えました。
写真は山口県の千畳敷にある「カントリーキッチン」より暮れかけた日本海。



カントリー・キッチン
0837-37-3824
木曜定休
10年くらい前から好きでたまに行くお気に入りの店なのですが(サンドイッチやハンバーグも美味しいです。チョコレートケーキもずっしりしていて好み)、ただし店内にトイレがナイ。キャンプ場のを利用するようになっていますが、これがやや遠いうえに汚い(暗いとたぶん怖い)。ここを訪れる前にコンビニなどで必ずトイレを済ましておくことをお勧めします。
さて、寒い時のドライブ、温泉好きならなおさら楽しいですが、先日取材中に思いもかけぬ出来事がありました。とある取材場所(すごく寒い)を終了して車をスタートさせてまもなく。
カメラマン「猫の鳴き声しません?」
高山「カーラジオっすかね」
……と、ラジオをオフに。
止んだ? と思ったらまたしばらくすると猫の鳴き声が。しかもかなり大きく。座席にはもちろん猫は入り込んでいません。あわてて車を止めました。
……折しも、引きずり事故が多く報道されている時節柄。え、まさかひいちゃった!? とおそるおそる車の下をのぞきこみましたが、猫の姿はなし。しかし猫の鳴き声はあいかわらず聞こえます。しかもさっきより大きく、かつ苦しげに。
「巻きこんじゃってたらどうしよう」と二人でおろおろと這いつくばるようにして車の下を懸命にのぞきこみますが猫の姿はまったく見えず。だけど苦しげな猫の声は止みません。
「どうしよう」「JAF呼びましょうか」
猫の声はボンネットの下から響くように大きく聞こえます。
もしかして……と、「ボンネットをあけてみましょう」と提案し、カメラマンさんが開けたとたん、ぴょーん! エンジンルームの中から猫が飛び出しました。野良猫のようでした。どうやら、あまりに寒かったせいか、車のエンジンのあったかさに惹かれて猫は車のエンジンルームにもぐりこんだようなのです。走り出した車のエンジン音にびっくりしたのでしょうか、それで騒ぎ出したらしい。猫は、まだ温かいエンジンに未練があるのか、車のそばで鳴いてます。まったく怪我はしてなさそうです。
「よかった~」カメラマンさん、安心のあまりべそをかいてました。ボンネットをあけて血まみれの猫の一部が見えたらどうしよう、と私も怖かったのでほんとうに腰砕けになりそうでした。
それにしてもどこから?…… 全然ボンネットはあけてないし、どう考えても車の底部から入り込んだとしか考えられません。車の底からボンネットって、猫なら簡単に入り込めるほど大きな隙間があいてるんですね……。初めて知りました。
ということで、冬のドライブに出かける皆さん。こんなこともあるんですよ~。
出発前、および出発してしばらくは、くれぐれも知らない猫がエンジンルームに入り込んでいないかご注意ください。ま、めったにないとは思いますが(笑)
最後に写真は先日取材した「めかり山荘」からの夜景。

2008年08月29日
有福温泉の街並みを望む露天風呂付き宿・旅館樋口
今日は7月に取材した島根県は有福温泉にある老舗宿・旅館樋口を紹介します。創業100年を超える老舗宿は2006年に改装され、18室中15室に専用露天風呂がつく和モダンの宿になりました。有福温泉は山陰の伊香保とよばれ――それは伊香保温泉に階段が多いことにちなんでいるのですが――石州瓦の温泉街は小道と階段で結ばれてちょっとした散策が楽しめます。共同湯は3か所あり、いずれもいまだに地元の人が洗面器片手に通っていて独特の風情があります。樋口の裏口は、このうちの大正風のレトロな共同湯「御前湯」からすぐ。宿と御前湯はわずか1分で結ばれているわけです。
斜面に建つ昔からのつくりを改装した館内は、最初はなかなか覚えられないほどでした(もっとも取材のためにあちこち撮影しないといけないから迷っただけで、普通にお客として泊まってたらそれほど迷わないかもしれません)。写真はラウンジです。
すべての客室を見せていただきましたが、全部違うつくり。ドアには広島の作家さんに作ってもらったという石見神楽を題材にしたステンドグラスがはめ込まれています。鯛のステンドグラスを気に入って撮影していたら、ここが私の部屋で、ちょっと嬉しかったですね~♪
建具は竹と木を中心に、モダンとはいえ自然素材を使ってあって落ち着けます。茶香炉の香りが迎えてくれるのがさわやかです(お茶は何度も替えられる)。改装の過程でできた1畳ほどのデッドスペースも「こもり部屋」になっていたりして、面白いです。
どの部屋にも使い(座り)心地のよいオリジナル家具が配置されていているのですが、この家具は青山のデザイナーさんに実際にここに泊まっていただいてつくってもらったそうです。どの部屋にも大きなDVDのプロジェクターがあったのが印象的でした。ソフトも廊下の途中にあるライブラリーから勝手に借りてこれるようになっています。
私が泊まった部屋には、温泉街を見渡すように2間にまたがる広いウッドテラスがついていて、その1間側に露天風呂がついていました。もちろんここで楽しめるのも温泉です。泉温がぬるめなので加温こそしてありますが、源泉のままです。主に檜風呂で、部屋によっては陶器湯船と2つある部屋もあります。見晴らしがいい=温泉街からこっちが丸みえかも、という一抹の不安から、照明はすべて消して、バスキャンドルと茶香炉の火だけで入浴したのですが、これがまたよかった。温泉をぬるめに調節して夜空を眺めながら、薄暗がりでぼけーっと浸かるのはなんとも気持ちよかったです(*^o^*)。お湯はクセがない透明な湯です。
ちなみに部屋に置いてある固形石鹸は、お宿の手作り。これがとてもいい! ベースにオリーブオイルを使い、温泉水を配合した石鹸は肌に優しく、エッセンシャルオイルの匂いも自然。あちこちの温泉で石鹸を買いあさってる私ですが、これはレベル高いです。もちろんお土産に買っちゃいました。ちなみに原料のオリーブオイルは近々さらに高級なアルガンオイルに変わるとのことで楽しみです。
ただし、客室には内湯がありません。私が泊まったのは夏だったので、ここで体を洗っても問題なかったですが、冬になったら体を洗うのは大浴場でやったほうがよさそうです。
部屋でいただくお料理は日本海の海の幸がメインの純和風ですが、手が込んでいて美味しかったです。温かいものを1つずつ持ってきていただけます。特に浜田港からあがった新鮮なお刺身。地元らしさを感じてもらえるよう、おなじみの大型魚よりは地魚を使うようにしているようです。私のときは「アオハタ」という魚がとても美味しかったです。あと島根といえば、ノドグロ。浜田のあたりで取れるものが高級品だそうで、その塩焼きは脂がのってほろほろと舌の上で崩れる身から甘い脂の味がとろけそうです。陶板焼きで出た島根和牛に負けない濃厚さでした。麦のプチプチした食感がうなぎのヤマイモ蒸しもよかった。
いずれの料理も、地酒・都錦の純米大吟醸「しずく酒」にあいました。このお酒、フルーティで美味しいのですが、フラスコみたいな丸いガラスの瓶に入ってるのがまた可愛い。オススメです。サービスもよかったです。私の部屋についたのは研修中の若い女の子(可愛い)でしたが、とても丁寧で一生懸命な感じが好感度大でした♪
朝は朝食会場でいただきます。カレイの一夜干しにのり佃煮、ホタルイカの塩辛に仁多米のご飯がとても美味しかったのですが、カレイの一夜干しを固形燃料で焼くのは抵抗がありました。蒸発したパラフィン成分が魚につきそうで(今までにもこれをやってる宿にかなり出会いましたが……)。敷いてあった笹ごと焼くことでなんとか避けましたが。そこだけは少し残念、小さな炭火にするか、あらかじめ焼いて出してもらったほうがいいですね。
朝食後は、自室に戻り、温泉コーヒーをいただきます。客室には湯沸かしに入っている温泉水と、大きな籠に入ったコーヒーセットが用意されています。ここには竹炭でローストした豆のままのコーヒーが入っていて、銅のミルを自分でまわして挽くようになっています。ふだんだったら、ちょっと面倒なのですが、温泉に入ってゆったりしているせいか、逆に楽しい。
テラスで赤い瓦の連なりを眺めながらコーヒーをいただくひとときは、日頃の雑多を忘れるひとときでした。
旅館樋口
http://www.arifuku.com/


建具は竹と木を中心に、モダンとはいえ自然素材を使ってあって落ち着けます。茶香炉の香りが迎えてくれるのがさわやかです(お茶は何度も替えられる)。改装の過程でできた1畳ほどのデッドスペースも「こもり部屋」になっていたりして、面白いです。

どの部屋にも使い(座り)心地のよいオリジナル家具が配置されていているのですが、この家具は青山のデザイナーさんに実際にここに泊まっていただいてつくってもらったそうです。どの部屋にも大きなDVDのプロジェクターがあったのが印象的でした。ソフトも廊下の途中にあるライブラリーから勝手に借りてこれるようになっています。
私が泊まった部屋には、温泉街を見渡すように2間にまたがる広いウッドテラスがついていて、その1間側に露天風呂がついていました。もちろんここで楽しめるのも温泉です。泉温がぬるめなので加温こそしてありますが、源泉のままです。主に檜風呂で、部屋によっては陶器湯船と2つある部屋もあります。見晴らしがいい=温泉街からこっちが丸みえかも、という一抹の不安から、照明はすべて消して、バスキャンドルと茶香炉の火だけで入浴したのですが、これがまたよかった。温泉をぬるめに調節して夜空を眺めながら、薄暗がりでぼけーっと浸かるのはなんとも気持ちよかったです(*^o^*)。お湯はクセがない透明な湯です。

ちなみに部屋に置いてある固形石鹸は、お宿の手作り。これがとてもいい! ベースにオリーブオイルを使い、温泉水を配合した石鹸は肌に優しく、エッセンシャルオイルの匂いも自然。あちこちの温泉で石鹸を買いあさってる私ですが、これはレベル高いです。もちろんお土産に買っちゃいました。ちなみに原料のオリーブオイルは近々さらに高級なアルガンオイルに変わるとのことで楽しみです。
ただし、客室には内湯がありません。私が泊まったのは夏だったので、ここで体を洗っても問題なかったですが、冬になったら体を洗うのは大浴場でやったほうがよさそうです。

部屋でいただくお料理は日本海の海の幸がメインの純和風ですが、手が込んでいて美味しかったです。温かいものを1つずつ持ってきていただけます。特に浜田港からあがった新鮮なお刺身。地元らしさを感じてもらえるよう、おなじみの大型魚よりは地魚を使うようにしているようです。私のときは「アオハタ」という魚がとても美味しかったです。あと島根といえば、ノドグロ。浜田のあたりで取れるものが高級品だそうで、その塩焼きは脂がのってほろほろと舌の上で崩れる身から甘い脂の味がとろけそうです。陶板焼きで出た島根和牛に負けない濃厚さでした。麦のプチプチした食感がうなぎのヤマイモ蒸しもよかった。



いずれの料理も、地酒・都錦の純米大吟醸「しずく酒」にあいました。このお酒、フルーティで美味しいのですが、フラスコみたいな丸いガラスの瓶に入ってるのがまた可愛い。オススメです。サービスもよかったです。私の部屋についたのは研修中の若い女の子(可愛い)でしたが、とても丁寧で一生懸命な感じが好感度大でした♪
朝は朝食会場でいただきます。カレイの一夜干しにのり佃煮、ホタルイカの塩辛に仁多米のご飯がとても美味しかったのですが、カレイの一夜干しを固形燃料で焼くのは抵抗がありました。蒸発したパラフィン成分が魚につきそうで(今までにもこれをやってる宿にかなり出会いましたが……)。敷いてあった笹ごと焼くことでなんとか避けましたが。そこだけは少し残念、小さな炭火にするか、あらかじめ焼いて出してもらったほうがいいですね。

朝食後は、自室に戻り、温泉コーヒーをいただきます。客室には湯沸かしに入っている温泉水と、大きな籠に入ったコーヒーセットが用意されています。ここには竹炭でローストした豆のままのコーヒーが入っていて、銅のミルを自分でまわして挽くようになっています。ふだんだったら、ちょっと面倒なのですが、温泉に入ってゆったりしているせいか、逆に楽しい。
テラスで赤い瓦の連なりを眺めながらコーヒーをいただくひとときは、日頃の雑多を忘れるひとときでした。
旅館樋口
http://www.arifuku.com/
2008年07月10日
白イルカに会ってきました!
四国新聞社さんの取材で、島根県は有福温泉「旅館 樋口」にいってきました。入り組んだ階段に赤い石州瓦の街並みが残る有福温泉は、昔の温泉場の風情が残る良湯です。写真は「樋口」からの有福温泉の眺め。
「樋口」は茶香炉の香りも香ばしい良い宿で、部屋付き露天風呂も日本海の幸も地酒も思う存分堪能しました。宿について詳しくは、四国新聞社「オアシス」の発行(8月)以降にこのブログでもレポートしますのでお楽しみに!
さて、近くにある「アクアス」にも取材にいき、ソフトバンクのCMで有名になった「島根のおじさま」こと白イルカにも会ってきました。いや、でっかい! 福岡のマリンワールドにいるイルカたちより、ものすごく大きい! 体長4m近く、体重は500kgもあるそうです。解説を見ると「ハクジラ」の仲間だそうです。でっかいけれど、笑ったような顔が愛嬌があって可愛く、幸せのバブルリングを披露てくれました。
3頭それぞれに性格が違ってて、素直なアーリャにちょっとKYぎみのナスチャがからんだりなど面白かったです。ちなみに「島根のおじさま」はオスのケーリャくんなのです。癒されました~♪ ちなみにお土産のぬいぐるみは、実物にカナリ似ています。
白イルカ以外の水槽も面白い…… というより美味しそうでした(笑)。アナゴが砂から生えていたり。
食べられる魚が元気に泳いでいる様子は、バラエティ豊かなイケスのようで、食いしん坊や釣り好きの人はより楽しめると思います。もちろんたくさんの種類のサメが泳ぐトンネル水槽やクラゲなども迫力満点でした!
以上、旅先からのレポートでした。
しまね海洋館アクアス
http://www.aquas.or.jp/

「樋口」は茶香炉の香りも香ばしい良い宿で、部屋付き露天風呂も日本海の幸も地酒も思う存分堪能しました。宿について詳しくは、四国新聞社「オアシス」の発行(8月)以降にこのブログでもレポートしますのでお楽しみに!
さて、近くにある「アクアス」にも取材にいき、ソフトバンクのCMで有名になった「島根のおじさま」こと白イルカにも会ってきました。いや、でっかい! 福岡のマリンワールドにいるイルカたちより、ものすごく大きい! 体長4m近く、体重は500kgもあるそうです。解説を見ると「ハクジラ」の仲間だそうです。でっかいけれど、笑ったような顔が愛嬌があって可愛く、幸せのバブルリングを披露てくれました。

3頭それぞれに性格が違ってて、素直なアーリャにちょっとKYぎみのナスチャがからんだりなど面白かったです。ちなみに「島根のおじさま」はオスのケーリャくんなのです。癒されました~♪ ちなみにお土産のぬいぐるみは、実物にカナリ似ています。


食べられる魚が元気に泳いでいる様子は、バラエティ豊かなイケスのようで、食いしん坊や釣り好きの人はより楽しめると思います。もちろんたくさんの種類のサメが泳ぐトンネル水槽やクラゲなども迫力満点でした!

以上、旅先からのレポートでした。
しまね海洋館アクアス
http://www.aquas.or.jp/
2008年05月09日
温泉に置いてあったら嬉しいもの
GW後半は日帰りドライブ程度でしか遊びませんでした。それでも山口県は長門でウニ丼を食べ、「みすず記念館」を訪ね、海岸線をドライブし、夕食に瓦そばをいただき、と一日でかなり堪能したのですが……(写真は「き楽」※きの字は七が3つ※のミニうに丼、うまづらハギの胆付き薄造り、トラフグのから揚げ。ここはイカ活づくりとウニ丼のセットが有名なのですが、さすがGW、売り切れていました……(泣))。
きらくHP
http://www.ikiika-kiraku.com/
温泉は大河内温泉にある日帰り湯「いのゆ」をチェック。32度の源泉を太陽熱で温めた環境に優しい温泉はPH9.1でぬるぬる。
いのゆHP
http://inoyu.ftw.jp/
源泉のままの温度の浴槽もあり、暑いシーズンにはことさらよさそうでした。「いのゆ」を選んだ理由は「全部そろっているから」、すなわちボディーソープ、リンスインシャンプー、ドライヤーです。ウチに帰ってからまた風呂に入るのがメンドーだから、温泉で「入浴作業」をすべて終わらせるのが、私のやり方です。家に帰ったら軽く洗顔だけですぐ寝る。……と同行の女性に話したら、「あー、でも、ウォータープルーフのマスカラつけてきちゃったから……」と悔しそうでした。
わかる、わかる。
マスカラだけは石鹸で洗顔しても残っちゃうんだよなあ……。朝から温泉に行くぞ、と気合を入れていない限り、クレンジングも持ち合わせないし。でも、今回のように、テキトーに入った温泉が案外ぬるぬるの美肌の湯だった場合「源泉で顔を洗えない」悔しさときたら。女性ならではの悔しさですね。
そんな女性のために、脱衣所にクレンジングを置いてくれることを切に望みます(その場合、みんなが指を突っ込むクリーム型や掌に直接触れるビン型は不衛生なので、ポンプ型が望ましいです)。
もしくは、先日泊まった、安来のさぎの湯温泉にある「竹葉」では、泊まり客にDHCの試供品を1つずつくれて、とてもありがたかった。温泉宿で化粧品会社の試供品を「希望の方にはさしあげます」とかあると、女性客は喜んで使うだろうと思います(試供品の効果も、街かどで配ったり投函するより良くでそうじゃないですか・笑)。温泉宿の女将様、化粧品会社の営業の方、ぜひご一考をお願いします!

なお、写真は「竹葉」の温泉。料理屋が経営する小さな宿で部屋はやや狭いですが、宿泊料金の割に料理も美味しく、源泉かけ流しの温泉に夜通し入浴可。DHCの化粧セットのほかにも、朝のコーヒーなども無料で用意してくれ、観光メインの旅には気楽な温泉宿でした。成分表を頼んだらすぐにコピーしてくれたりとか、接客も大変気持ちいいものでした。
竹葉
http://www.chikuyou.jp/index.html

きらくHP
http://www.ikiika-kiraku.com/
温泉は大河内温泉にある日帰り湯「いのゆ」をチェック。32度の源泉を太陽熱で温めた環境に優しい温泉はPH9.1でぬるぬる。
いのゆHP
http://inoyu.ftw.jp/
源泉のままの温度の浴槽もあり、暑いシーズンにはことさらよさそうでした。「いのゆ」を選んだ理由は「全部そろっているから」、すなわちボディーソープ、リンスインシャンプー、ドライヤーです。ウチに帰ってからまた風呂に入るのがメンドーだから、温泉で「入浴作業」をすべて終わらせるのが、私のやり方です。家に帰ったら軽く洗顔だけですぐ寝る。……と同行の女性に話したら、「あー、でも、ウォータープルーフのマスカラつけてきちゃったから……」と悔しそうでした。
わかる、わかる。
マスカラだけは石鹸で洗顔しても残っちゃうんだよなあ……。朝から温泉に行くぞ、と気合を入れていない限り、クレンジングも持ち合わせないし。でも、今回のように、テキトーに入った温泉が案外ぬるぬるの美肌の湯だった場合「源泉で顔を洗えない」悔しさときたら。女性ならではの悔しさですね。
そんな女性のために、脱衣所にクレンジングを置いてくれることを切に望みます(その場合、みんなが指を突っ込むクリーム型や掌に直接触れるビン型は不衛生なので、ポンプ型が望ましいです)。
もしくは、先日泊まった、安来のさぎの湯温泉にある「竹葉」では、泊まり客にDHCの試供品を1つずつくれて、とてもありがたかった。温泉宿で化粧品会社の試供品を「希望の方にはさしあげます」とかあると、女性客は喜んで使うだろうと思います(試供品の効果も、街かどで配ったり投函するより良くでそうじゃないですか・笑)。温泉宿の女将様、化粧品会社の営業の方、ぜひご一考をお願いします!

なお、写真は「竹葉」の温泉。料理屋が経営する小さな宿で部屋はやや狭いですが、宿泊料金の割に料理も美味しく、源泉かけ流しの温泉に夜通し入浴可。DHCの化粧セットのほかにも、朝のコーヒーなども無料で用意してくれ、観光メインの旅には気楽な温泉宿でした。成分表を頼んだらすぐにコピーしてくれたりとか、接客も大変気持ちいいものでした。
竹葉
http://www.chikuyou.jp/index.html
2008年05月07日
本州で噂の炭酸泉「小屋原温泉」、長湯温泉と比べて
GW前に休みがとれたので、ガソリン値上げ前に行っとけ!と、またまた出雲・石見に行ってきました。九州もいいですが、あのあたりは本当に心が休まるんですよねー。海&山の自然・歴史的な古い町並み・スピリチュアルなご利益・温泉・郷土の美味とすべて凝縮されている上に、住んでいる人がその良さに気付いていない素朴さが何よりやすらぐ。いってみれば「本当は美人なのに、自分のことが美人だと気付いていないヒト」みたいな素朴な感じでしょうか(笑)。
さて、今回は三瓶山の中腹にある「小屋原温泉」に行ってみるのが目的でもありました。温泉チャンピオンで名高い郡司さんも絶賛する炭酸泉に入って、九州の炭酸泉と比べてみようというわけです。
その小屋原温泉ですが、スゴイところにある! 小屋原温泉への案内板は三瓶山に向かう県道から2か所あったのですが、いずれも古~くて肝心の矢印がかすれて見えなくなってたり(いちいち車をとめて、わずかに残る痕跡を確認したほど)、かと思えば「え、どっち?」と迷うような、びみょーな方向を向いていたり。また、その先が自信のなさをさらに増幅するような細い道。ホントにこれでいいんかいな、間違ってない? とナビのない車に乗ってる私は相当不安になりました(笑)。そうやって離合に苦労するほどの一車線の果てに到着したところは、本当に山奥の谷あいにある一軒家。新緑以外に他に人工物は何にも見えません。建物はモルタルですが、これぞ、秘湯! という風情に満ちていて、連休の土曜日にいったにも関わらず、客は私の他にはひと組でした……。
ここのお風呂は、すべて貸切。浴槽が4つあり、玄関で500円払うと、「好きなところにどうぞ」と言われます。一人500円で1時間OK。
どれも、年季の入った赤い湯の花のかたまりが床にこびりついているところは、筌の口温泉(大分県)に似ている。
各部屋鍵がかかるようになっていますが、木の棚だけという簡素なつくりで個室の中にはドライヤーや鏡はなし(ま、ここで髪を洗う人はいないと思いますが……)。
泉温は38度、はっきりいって、ぬるいです。気温が15度ぐらいだったせいか、40分入りっぱなしでも汗かきませんでした。
で、長湯との炭酸比べ(笑)。
泡の付き方はご覧のとおり。
湯口に手をかざすとサイダーのような泡がじゅわじゅわとつきます。炭酸泉特有ですね! ただ、残念ながら湯口から30センチほど離れるとほとんど泡は付きません。こまかーい、タラコ粒ほどの泡ならつくんですが(笑)、比べると長湯温泉にある「ラムネ温泉館」の露天風呂は、湯口から1mくらいのところでも1分くらいで体がカズノコ肌になりましたが、泉温は33度で、かなり冷たく感じました(冬場は長くは入れない)。それに比べると38度はたしかにぬるいですが、冷たくはない。泡付の炭酸泉を保つ温度としてはたぶん最高限度なのかもしれません。
味を比べると、長湯よりかなり塩分が濃く、逆に酸味は薄いのですが、独特の味がしました。金気も少々はある。たくさんは飲めない、濃い~強烈な味でした……。舌に残る、忘れられない味。比べると長湯温泉や妙見温泉の飲泉は「金臭い」と言われますが、まだまだ飲みやすいです(笑)。
すごい濃い温泉のせいか、寄りかかっていた背中や尻に赤い湯の花がめちゃくちゃつきます。おそらく鉄分がたくさん入っているんだと思います。
別府の血の池地獄の血の池軟膏(ヒビの特効薬といわれる)を思い出して、入浴中ずっと毎晩痒くなる手しっしんに塗りたくり、パックのようにしていたところ、その夜は痒さで起きることはありませんでした(まあ、運転で疲れて熟睡していたのかもしれませんが・笑)。
長湯や妙見のような、成分の濃さのあまり褐色に濁る炭酸水素塩泉&炭酸泉に入ると不思議に痒さが和らぐ、という話はよく聞きます(科学的な根拠はまだ解明されていないと思いますが)。成分の濃い38度のヌルい湯に40分ぼけーっと浸かったのもよかったのかもしれません。
着換える時にやや寒かったですが、あとでポカポカするのは炭酸泉ならでは。ちなみに私があがったあとはお客さんは誰もおらず(土曜日なのに)、近くを流れる沢の音と鳥の声だけがあたりに響き渡っていました。
秘湯&変わった泉質が好きな人は、遠出した際にはぜひオススメです。湯治も可能とのこと。
小屋原温泉 熊谷旅館
0854-83-2101
島根県大田市三瓶町小屋原1014-1
宿泊は8000円~
さて、今回は三瓶山の中腹にある「小屋原温泉」に行ってみるのが目的でもありました。温泉チャンピオンで名高い郡司さんも絶賛する炭酸泉に入って、九州の炭酸泉と比べてみようというわけです。
その小屋原温泉ですが、スゴイところにある! 小屋原温泉への案内板は三瓶山に向かう県道から2か所あったのですが、いずれも古~くて肝心の矢印がかすれて見えなくなってたり(いちいち車をとめて、わずかに残る痕跡を確認したほど)、かと思えば「え、どっち?」と迷うような、びみょーな方向を向いていたり。また、その先が自信のなさをさらに増幅するような細い道。ホントにこれでいいんかいな、間違ってない? とナビのない車に乗ってる私は相当不安になりました(笑)。そうやって離合に苦労するほどの一車線の果てに到着したところは、本当に山奥の谷あいにある一軒家。新緑以外に他に人工物は何にも見えません。建物はモルタルですが、これぞ、秘湯! という風情に満ちていて、連休の土曜日にいったにも関わらず、客は私の他にはひと組でした……。

ここのお風呂は、すべて貸切。浴槽が4つあり、玄関で500円払うと、「好きなところにどうぞ」と言われます。一人500円で1時間OK。

どれも、年季の入った赤い湯の花のかたまりが床にこびりついているところは、筌の口温泉(大分県)に似ている。

各部屋鍵がかかるようになっていますが、木の棚だけという簡素なつくりで個室の中にはドライヤーや鏡はなし(ま、ここで髪を洗う人はいないと思いますが……)。

泉温は38度、はっきりいって、ぬるいです。気温が15度ぐらいだったせいか、40分入りっぱなしでも汗かきませんでした。
で、長湯との炭酸比べ(笑)。
泡の付き方はご覧のとおり。

湯口に手をかざすとサイダーのような泡がじゅわじゅわとつきます。炭酸泉特有ですね! ただ、残念ながら湯口から30センチほど離れるとほとんど泡は付きません。こまかーい、タラコ粒ほどの泡ならつくんですが(笑)、比べると長湯温泉にある「ラムネ温泉館」の露天風呂は、湯口から1mくらいのところでも1分くらいで体がカズノコ肌になりましたが、泉温は33度で、かなり冷たく感じました(冬場は長くは入れない)。それに比べると38度はたしかにぬるいですが、冷たくはない。泡付の炭酸泉を保つ温度としてはたぶん最高限度なのかもしれません。

味を比べると、長湯よりかなり塩分が濃く、逆に酸味は薄いのですが、独特の味がしました。金気も少々はある。たくさんは飲めない、濃い~強烈な味でした……。舌に残る、忘れられない味。比べると長湯温泉や妙見温泉の飲泉は「金臭い」と言われますが、まだまだ飲みやすいです(笑)。
すごい濃い温泉のせいか、寄りかかっていた背中や尻に赤い湯の花がめちゃくちゃつきます。おそらく鉄分がたくさん入っているんだと思います。

別府の血の池地獄の血の池軟膏(ヒビの特効薬といわれる)を思い出して、入浴中ずっと毎晩痒くなる手しっしんに塗りたくり、パックのようにしていたところ、その夜は痒さで起きることはありませんでした(まあ、運転で疲れて熟睡していたのかもしれませんが・笑)。
長湯や妙見のような、成分の濃さのあまり褐色に濁る炭酸水素塩泉&炭酸泉に入ると不思議に痒さが和らぐ、という話はよく聞きます(科学的な根拠はまだ解明されていないと思いますが)。成分の濃い38度のヌルい湯に40分ぼけーっと浸かったのもよかったのかもしれません。
着換える時にやや寒かったですが、あとでポカポカするのは炭酸泉ならでは。ちなみに私があがったあとはお客さんは誰もおらず(土曜日なのに)、近くを流れる沢の音と鳥の声だけがあたりに響き渡っていました。
秘湯&変わった泉質が好きな人は、遠出した際にはぜひオススメです。湯治も可能とのこと。
小屋原温泉 熊谷旅館
0854-83-2101
島根県大田市三瓶町小屋原1014-1
宿泊は8000円~
2008年04月18日
奇岩を望む殿様のための湯がある穴場宿
ガソリンが安くなりましたね!いつまで続くかわからないのですが、安いうちにぜひ遠出したい、ということで今回は九州を飛び出してみましょう。私が好きな出雲国こと島根県より今日は松江の殿様も愛した「御所覧場」を紹介しましょう。
以前、出雲地方を旅行した時に、
「どうせ泊まるならビジホより源泉かけ流しの宿がいいや」
と、テキトーにガイドの小さな案内を見て決めた宿なのですが、泊まってみると個人的にはアタリで喜びまくったという宿です。
御所覧場は、出雲大社の南、地元では紅葉の名所・立久恵峡の目の前にある小さな温泉宿。名前のとおり、松江の殿様が、渓谷の奇岩をまん前に「ご覧になる」ための温泉です。上りの道路と下りの道路に挟まれたいってみれば「中央分離帯」に宿があり、御所覧の露天風呂へはその道をわたって入りに行くという…… (そういうと遠そうですが道は一車線ですし交通量は少ないのでご心配なく)。宿の雰囲気はひなびた感じ。一昔前のドライブインみたいな感じで昭和の香りがします。
部屋の名前は樹木の名前になっている。ドアの木目が1つ1つ違うのは、どうやら名前通りの木材でできているからでしょうか。こういうの、好きです(笑)。赤いじゅうたんばりの館内には、殿様ゆかりのものが展示されていたり、そうかと思えば蛍光灯に大きなイノシシの剥製が照らされていたりして、山の秘湯風情をかもしだしているともいえます。
客室は改装してあり清潔です。お洒落とかモダンとか、そういう女性好みの風情はないですが、こざっぱりしている。なにより、奇岩が部屋のまん前に見えて眺望はとてもいいです。トイレはもともと和式だったものにウォシュレットを乗っけた洋式。 写真のように窓側に洗面ユニットもあります(明るい場所にあるので何かと便利です)。
温泉は露天風呂の他に内風呂と2種類。どちらも源泉かけ流しです。内湯にも露天にも熱めとぬるめの2種類の浴槽がある。湯の成分なのか、温泉に接する岩が黒く ツルツルテカテカに染まっていたけれど湯自体は透明で柔らか。奇岩を眺めながらいつまでも浸かっていたいいいお湯でした。 夜通し入浴可です。
余談ですが、九州以外のイナカにある宿って夜通し入浴の宿が多いんですよね。九州は結構23時まで、とか限定が多いのに。九州人はお酒の過ちがおおいのだろうか(笑)。
夕食はガイドには部屋食とありましたが、食事用に別室を用意してくれました。薄型テレビがついた小部屋です。料理内容がとてもよかった。私は旅行に出ると「単なるごちろう」よりは「その土地ならではの変わったもの」が食べたいほうなのですが、まさにそういう感じでした。私が泊まったときは1万+税(ひとりで泊まってですよ)でしたが、ボリューム、内容とも大変気に入りました。春だったので写真のように山菜、特に水がきれいな奥出雲らしくワサビの葉のもろみ漬けが嬉しかった。こんにゃくはもちろん手作りの田舎風で、その刺身はモチモチしててうまい。雪が降る山らしく、ほうき茸などキノコの漬物、ウドの漬物など漬物系は手作りらし
い。
出雲の国を感じさせる郷土料理の、鯉の卵であえた鯉の細作りや生の松葉ガニの足一本がついたのもよかった。他にも山菜の天ぷらや、イノシシの鍋、焼いたアユが振りかけてあるお粥、いちじくの甘煮など、「奥出雲の山の味」ひと品ずつ運ばれてきて温かいうちにいただけました。
朝ごはんは1階の、ふだんはドライブイン営業をしているレストランでいただきますが、この昭和のドライブインの香りがバリバリ香るレストランの見晴らしもよい。朝の澄んだ空気の中にそそりたつ奇岩を眺めながらの朝食には出雲らしくしじみの味噌汁がついています。ちなみに、その時間すでにレストランとして営業している状態なので(もちろん客は宿泊客くらいだが)、欲しければコーヒーを別途オーダーできます。コーヒー片手に絶景をながめる朝のひととき…… なごみます。
安い宿なのに、サービスもよく、客室係もレストランの方もみんなよく気が付きました。フロントのおじいちゃんの笑顔が素敵でした。これから新緑の時期がまた素敵だと思います。またいきたいです!
御所覧場
http://www.green21.com/syukuhaku/plan/gosyoranba/
10650円~
以前、出雲地方を旅行した時に、
「どうせ泊まるならビジホより源泉かけ流しの宿がいいや」
と、テキトーにガイドの小さな案内を見て決めた宿なのですが、泊まってみると個人的にはアタリで喜びまくったという宿です。
御所覧場は、出雲大社の南、地元では紅葉の名所・立久恵峡の目の前にある小さな温泉宿。名前のとおり、松江の殿様が、渓谷の奇岩をまん前に「ご覧になる」ための温泉です。上りの道路と下りの道路に挟まれたいってみれば「中央分離帯」に宿があり、御所覧の露天風呂へはその道をわたって入りに行くという…… (そういうと遠そうですが道は一車線ですし交通量は少ないのでご心配なく)。宿の雰囲気はひなびた感じ。一昔前のドライブインみたいな感じで昭和の香りがします。

部屋の名前は樹木の名前になっている。ドアの木目が1つ1つ違うのは、どうやら名前通りの木材でできているからでしょうか。こういうの、好きです(笑)。赤いじゅうたんばりの館内には、殿様ゆかりのものが展示されていたり、そうかと思えば蛍光灯に大きなイノシシの剥製が照らされていたりして、山の秘湯風情をかもしだしているともいえます。

客室は改装してあり清潔です。お洒落とかモダンとか、そういう女性好みの風情はないですが、こざっぱりしている。なにより、奇岩が部屋のまん前に見えて眺望はとてもいいです。トイレはもともと和式だったものにウォシュレットを乗っけた洋式。 写真のように窓側に洗面ユニットもあります(明るい場所にあるので何かと便利です)。

温泉は露天風呂の他に内風呂と2種類。どちらも源泉かけ流しです。内湯にも露天にも熱めとぬるめの2種類の浴槽がある。湯の成分なのか、温泉に接する岩が黒く ツルツルテカテカに染まっていたけれど湯自体は透明で柔らか。奇岩を眺めながらいつまでも浸かっていたいいいお湯でした。 夜通し入浴可です。

余談ですが、九州以外のイナカにある宿って夜通し入浴の宿が多いんですよね。九州は結構23時まで、とか限定が多いのに。九州人はお酒の過ちがおおいのだろうか(笑)。
夕食はガイドには部屋食とありましたが、食事用に別室を用意してくれました。薄型テレビがついた小部屋です。料理内容がとてもよかった。私は旅行に出ると「単なるごちろう」よりは「その土地ならではの変わったもの」が食べたいほうなのですが、まさにそういう感じでした。私が泊まったときは1万+税(ひとりで泊まってですよ)でしたが、ボリューム、内容とも大変気に入りました。春だったので写真のように山菜、特に水がきれいな奥出雲らしくワサビの葉のもろみ漬けが嬉しかった。こんにゃくはもちろん手作りの田舎風で、その刺身はモチモチしててうまい。雪が降る山らしく、ほうき茸などキノコの漬物、ウドの漬物など漬物系は手作りらし
い。

出雲の国を感じさせる郷土料理の、鯉の卵であえた鯉の細作りや生の松葉ガニの足一本がついたのもよかった。他にも山菜の天ぷらや、イノシシの鍋、焼いたアユが振りかけてあるお粥、いちじくの甘煮など、「奥出雲の山の味」ひと品ずつ運ばれてきて温かいうちにいただけました。

朝ごはんは1階の、ふだんはドライブイン営業をしているレストランでいただきますが、この昭和のドライブインの香りがバリバリ香るレストランの見晴らしもよい。朝の澄んだ空気の中にそそりたつ奇岩を眺めながらの朝食には出雲らしくしじみの味噌汁がついています。ちなみに、その時間すでにレストランとして営業している状態なので(もちろん客は宿泊客くらいだが)、欲しければコーヒーを別途オーダーできます。コーヒー片手に絶景をながめる朝のひととき…… なごみます。

安い宿なのに、サービスもよく、客室係もレストランの方もみんなよく気が付きました。フロントのおじいちゃんの笑顔が素敵でした。これから新緑の時期がまた素敵だと思います。またいきたいです!

御所覧場
http://www.green21.com/syukuhaku/plan/gosyoranba/
10650円~
2007年12月07日
山口の小さな宿・てしま旅館
先週は阿知須温泉にあるてしま旅館に取材で1泊しました。「デザイナーズ旅館」のはしりとして5年前に改装した宿です。市町村合併で今は山口市になったこの宿、立地も県道沿いで特に自然に囲まれてもいないのに、私にとっては不思議になごむ宿なのです。田舎風情とか和風とか、そういった「温泉宿」に要求される記号のいくつかがスッパリとそぎ落とされているある意味冒険な宿、しかし、温泉でのリラックスにそういうものはあまり関係ないのだろうということがここにくるとはっきりわかります。
たぶん初めて訪れた人は、外観を見てちょっと落胆すると思います。だけど、中に入るとその落胆はふっとぶはず、……と同時に、あまりにスタイリッシュで(温泉宿としては)気遅れする人もいるかもしれません。でも、桜材を中心にした壁やフローリング、温かみのある照明に、時間が経つとじわじわと感性がなじんでくるのがわかります。照明が映える夜にはすっかりなごんでいるはずです。そして、この宿の真骨頂は、スタイリッシュ空間だけではないのです。スタッフがとても温かくおもてなしをしてくれます。高級旅館のうやうやしさでもなく、田舎風味の馴れ馴れしさでもない、ちょうどいい距離感が絶妙です。
料理がまた美味しい。

秋穂の車エビは身は刺身に、残った頭は唐揚にしてアツアツのうちに出してくれます。
萩の瀬付き鰺は夜は刺身、朝は干物。おこげにアツアツのあんをかけて音と香りを楽しむ事が出来ます。茶碗蒸しの上にはシャリシャリに揚げたごぼうが……と地元素材を使った料理は五感を楽しませてくれます。山口は意欲的な酒造りをしている小さな蔵が多いのですが、そんな山口の地酒を楽しめるのもこの宿の特色です。今回は1000円で5種類の地酒が楽しめる利き酒セットを頼みました。「このお酒は刺身より、おこげに合う」なんて遊びは大人ならではですね!
定番のお茶漬けは今回はカニでした。カニ風味の焼きおにぎりにダシをかけていただくのですが、カニの香りがなんともいえず美味でした。以前いただいたフグやもずくも絶品で、てしま旅館の名物といえるでしょう。デザートの「てしまんじぇ」は米を使ったブラマンジェ風、これもクリーミーで○です。朝ごはんがまた美味しかったです。夕食をいただいている間に和風と洋風とを選んでおくのですが、和風は「おひつごはん」「瀬付き鰺の干物」、洋風は「自家製ベーコン」「自家製トマトソースをかけたオムレツ」とどっちも迷いました。前回は洋風にしたので、今回は和風にしました。ちなみに朝のコーヒーは、ラウンジ・部屋・リラックスルームの好きな場所に用意してくれます。
パブリックスペースに、ずっとジャズがかかっているのも、この宿の特徴の1つです。特に夜の温泉でジャズというのが良かったです。温泉には特に眺望があるわけでもないのに、ぼけーっとすることができます。
すっきりと落ち着いた、ジャズの似合う空間でお洒落に暮らす……やりたくてもなかなかできないことですね。特に私のようにずぼらな者には(笑)。ごちゃごちゃした日常から逃避させてくれる良宿なのです。
てしま旅館
http://www.teshimaryokan.info/
*冬は山口名物・フグをメインにしたプランもあります。
たぶん初めて訪れた人は、外観を見てちょっと落胆すると思います。だけど、中に入るとその落胆はふっとぶはず、……と同時に、あまりにスタイリッシュで(温泉宿としては)気遅れする人もいるかもしれません。でも、桜材を中心にした壁やフローリング、温かみのある照明に、時間が経つとじわじわと感性がなじんでくるのがわかります。照明が映える夜にはすっかりなごんでいるはずです。そして、この宿の真骨頂は、スタイリッシュ空間だけではないのです。スタッフがとても温かくおもてなしをしてくれます。高級旅館のうやうやしさでもなく、田舎風味の馴れ馴れしさでもない、ちょうどいい距離感が絶妙です。

料理がまた美味しい。


萩の瀬付き鰺は夜は刺身、朝は干物。おこげにアツアツのあんをかけて音と香りを楽しむ事が出来ます。茶碗蒸しの上にはシャリシャリに揚げたごぼうが……と地元素材を使った料理は五感を楽しませてくれます。山口は意欲的な酒造りをしている小さな蔵が多いのですが、そんな山口の地酒を楽しめるのもこの宿の特色です。今回は1000円で5種類の地酒が楽しめる利き酒セットを頼みました。「このお酒は刺身より、おこげに合う」なんて遊びは大人ならではですね!

パブリックスペースに、ずっとジャズがかかっているのも、この宿の特徴の1つです。特に夜の温泉でジャズというのが良かったです。温泉には特に眺望があるわけでもないのに、ぼけーっとすることができます。

すっきりと落ち着いた、ジャズの似合う空間でお洒落に暮らす……やりたくてもなかなかできないことですね。特に私のようにずぼらな者には(笑)。ごちゃごちゃした日常から逃避させてくれる良宿なのです。
てしま旅館
http://www.teshimaryokan.info/
*冬は山口名物・フグをメインにしたプランもあります。
2007年05月11日
海が見える穴場レストラン ソル・ポニエンテ
58キロ渋滞!GWの九州って毎度ながら最悪ですね~。
私もかつて、バイクで阿蘇なんかに行っちゃって、ひどい目にあったことがあります。渋滞する車の脇、ずっと路面状態の悪い路肩をのろのろガタガタと運転し続けて(バランスが悪いので転びそうで怖い)、ついにバイクに乗ってて酔っぱらってしまったのです、あちゃー☆
前に紹介した時間差攻撃もそうですが、何よりゆったりと遊びたければ「九州を脱出する」のが一番です(主に九州を紹介するブログなのに……苦笑)。
というわけで、仕事も結構あった今回のGW、せめて日帰りで山口県小野田市にあるレストランにドライブに行ってきました。温泉も好きですが、郊外レストランを目指すドライブも好きなので、今後いい店を訪れたら紹介しますね!
さて、この「ソル・ポニエンテ」。
ここは、「西の旅」という雑誌に載っていた写真に惹かれて行ってみたら、なかなかあたりだったというスペインレストランです。 何があたりかというと、海が目の前! 焼野ビーチという、福岡でいったら百道浜のような感じのビーチ、そのまん前に全面ガラス張りのスタイリッシュなレストラン・そしてバールが立っている!にも関わらず(さすがに真夏は多いとは思いますが)、あまり人が多くない。 席もゆったりしています。客層もこういう店だと若いカップルばっか……かと思いきや、割と落ち着いた年代の人も多く。とにかく寛げます。
GW中だから、と思っていちおう行く前に電話して席などを確認してみたんですが、なんとか大丈夫でした。 ありがちな時間制限(90分ごとに入れ替えとか)もない。←ときどきあるんですよね。繁忙期に電話をすると「90分で席をあけていただくことになります」とかいう店都合な発言。居酒屋かっつーの(怒)。 たとえ、時間内で食べ終わってゆっくりできるにしても、最初から制限時間を決められていると腹だたしいことこの上なし。 ……しかし、ここはそういうことは一切言われず。 「窓側はいっぱいですけど」と残念そうに言ってくれたのが逆に親切でした。 しかし、充分開放的なつくりなので、窓側でなくてもまったくOK!喜んで出かけました。
ただ、徐々に値上げしてるのがちょっと気になりました。
最初に行ったときは、ディナーは3600円(3800円かもしれない)くらいで、コースに肉も魚も両方ついていたはず(記憶違いでなければ)。それが今回は、3500円で肉か魚か選択でした。……まあそれでもディナーにしては充分安いですが。これが5500円だと、ハモン・イベリコがついてさらに豪華になるらしい。オーダーされるたびに、ひづめのついたハムを店の人が切り分けるところが見られました。(う、うらやましい。予算にゆとりがあれば頼みたかった……)。
今回のディナーは、
・5種類の前菜(生ハムを巻いたグリッシーニ、鰯のソテー、アスパラと豚ロース肉のマヨネーズ和えが乗ったクラコット、ヒヨコマメのスープ煮、煮たポワロのグラタン風が載ったパン)
・ニンニクのスープ
・メインは豚肉のソテーかイトヨリの鉄板焼をチョイス。私はイトヨリを選びましたが、季節がらなのか、いずれもかなりあっさりしてました。(以前ランチで来たときは、かなりこってりとした豚肉料理をいただいたと思います)。
・デザートは青リンゴのシャーベット。
今回のメニューは、若干メインがあっさりすぎた気がしたものの(おなかがすいていたせいか)、前菜のポワロと鰯、豚アスパラ、にんにくのスープ、それとデザートの青リンゴ
シャーベットはさすがの美味しさでした。
特にポワロは「何これ、おいしーっ!」と顔を見合わせてしまったほど。
そうそう、ここはパンとそれにつけるオリーブオイルもすごく美味しいんですよね。
名前は聞いたけど忘れてしまいましたが、日本にはいってくるのも希少なオリーブオイルを使っているらしいです。油だけ舐めても甘くて美味しいからびっくり!
食後は隣のバールに場を移して、夜の海を眺めながらゆっくりお茶をするのもいいです。
コーヒーも紅茶も数種類ずつあります。車でなければもちろんお酒も(なお、ここでも軽い食事ができる。スペイン風のトルティージャとか、鴨とトマトのサンドイッチなどという魅力的ナメニューがあってそそられます)。
写真はレストランの夜景、そしてお洒落なトイレ。
ここの設計は、建築業界では巨匠と名高い隈研吾さんによるものだそうです。
2年位前から3回ほど足を運びましたが、店のスタッフもそれほど変わっていないところに誠実で温かい雰囲気を感じます。
場所柄、魚料理が美味しいですが、豚のコンフィなども絶品でした。
ソル・ポニエンテ
住所; 山口県小野田市きららビーチ焼野
TEL; 0836-89-0080
料金; ディナーは3500円~、ランチは1600円~
営業時間; 11時30分~14時30分、17時30分~21時
(土日祝は11時~15時、17時~21時)
定休; 第2火曜休
URL; http://www.sol-poniente.co.jp/
というわけで、仕事も結構あった今回のGW、せめて日帰りで山口県小野田市にあるレストランにドライブに行ってきました。温泉も好きですが、郊外レストランを目指すドライブも好きなので、今後いい店を訪れたら紹介しますね!
さて、この「ソル・ポニエンテ」。
ここは、「西の旅」という雑誌に載っていた写真に惹かれて行ってみたら、なかなかあたりだったというスペインレストランです。 何があたりかというと、海が目の前! 焼野ビーチという、福岡でいったら百道浜のような感じのビーチ、そのまん前に全面ガラス張りのスタイリッシュなレストラン・そしてバールが立っている!にも関わらず(さすがに真夏は多いとは思いますが)、あまり人が多くない。 席もゆったりしています。客層もこういう店だと若いカップルばっか……かと思いきや、割と落ち着いた年代の人も多く。とにかく寛げます。

GW中だから、と思っていちおう行く前に電話して席などを確認してみたんですが、なんとか大丈夫でした。 ありがちな時間制限(90分ごとに入れ替えとか)もない。←ときどきあるんですよね。繁忙期に電話をすると「90分で席をあけていただくことになります」とかいう店都合な発言。居酒屋かっつーの(怒)。 たとえ、時間内で食べ終わってゆっくりできるにしても、最初から制限時間を決められていると腹だたしいことこの上なし。 ……しかし、ここはそういうことは一切言われず。 「窓側はいっぱいですけど」と残念そうに言ってくれたのが逆に親切でした。 しかし、充分開放的なつくりなので、窓側でなくてもまったくOK!喜んで出かけました。
ただ、徐々に値上げしてるのがちょっと気になりました。
最初に行ったときは、ディナーは3600円(3800円かもしれない)くらいで、コースに肉も魚も両方ついていたはず(記憶違いでなければ)。それが今回は、3500円で肉か魚か選択でした。……まあそれでもディナーにしては充分安いですが。これが5500円だと、ハモン・イベリコがついてさらに豪華になるらしい。オーダーされるたびに、ひづめのついたハムを店の人が切り分けるところが見られました。(う、うらやましい。予算にゆとりがあれば頼みたかった……)。
今回のディナーは、
・5種類の前菜(生ハムを巻いたグリッシーニ、鰯のソテー、アスパラと豚ロース肉のマヨネーズ和えが乗ったクラコット、ヒヨコマメのスープ煮、煮たポワロのグラタン風が載ったパン)
・ニンニクのスープ
・メインは豚肉のソテーかイトヨリの鉄板焼をチョイス。私はイトヨリを選びましたが、季節がらなのか、いずれもかなりあっさりしてました。(以前ランチで来たときは、かなりこってりとした豚肉料理をいただいたと思います)。
・デザートは青リンゴのシャーベット。

今回のメニューは、若干メインがあっさりすぎた気がしたものの(おなかがすいていたせいか)、前菜のポワロと鰯、豚アスパラ、にんにくのスープ、それとデザートの青リンゴ
シャーベットはさすがの美味しさでした。
特にポワロは「何これ、おいしーっ!」と顔を見合わせてしまったほど。
そうそう、ここはパンとそれにつけるオリーブオイルもすごく美味しいんですよね。
名前は聞いたけど忘れてしまいましたが、日本にはいってくるのも希少なオリーブオイルを使っているらしいです。油だけ舐めても甘くて美味しいからびっくり!
食後は隣のバールに場を移して、夜の海を眺めながらゆっくりお茶をするのもいいです。
コーヒーも紅茶も数種類ずつあります。車でなければもちろんお酒も(なお、ここでも軽い食事ができる。スペイン風のトルティージャとか、鴨とトマトのサンドイッチなどという魅力的ナメニューがあってそそられます)。
写真はレストランの夜景、そしてお洒落なトイレ。
ここの設計は、建築業界では巨匠と名高い隈研吾さんによるものだそうです。
2年位前から3回ほど足を運びましたが、店のスタッフもそれほど変わっていないところに誠実で温かい雰囲気を感じます。
場所柄、魚料理が美味しいですが、豚のコンフィなども絶品でした。

ソル・ポニエンテ
住所; 山口県小野田市きららビーチ焼野
TEL; 0836-89-0080
料金; ディナーは3500円~、ランチは1600円~
営業時間; 11時30分~14時30分、17時30分~21時
(土日祝は11時~15時、17時~21時)
定休; 第2火曜休
URL; http://www.sol-poniente.co.jp/
2007年04月23日
海潮(うしお)温泉「海潮荘」 -島根県の温泉-
10日にわたる島根取材もようやく終り……家をあけていた余波で仕事に追われまくっています。土日も松江のホテルに篭ってなにやらデータの整理やら仕事をしていたのですが、同じ篭るなら奥出雲の温泉に篭ろうよ、ということで、15日日曜日から月曜日にかけて奥出雲は海潮温泉に行ってきました。
宍道湖や日本海から内陸へ入っていく奥出雲と呼ばれる地域は、実はなかなか風情のある良い湯の宝庫なのです。九州の人気温泉地ほど洗練はされていませんが、ひなびていて何よりあまり高くないのがよいところ(笑)。
以前にも、さして期待せずに行った、立久恵峡(九州で言ったら耶馬溪のようなところ)にある「御所覧場」という温泉でその絶景といい湯、野趣あふれるご飯に大感激した覚えもあり、我ながら良い思いつきだとホクホクしながら海潮行きのバスに乗りました。
途中、「勝負」なんていう面白いバス停があったりして、みるみる車窓は「田舎」になっていき、松江から40分ほどで海潮温泉に着きました。
●秘湯の会の宿
国道432号と平行する赤川ぞいの静かな集落が海潮温泉でした。「海潮温泉へようこそ」と書いていなければ見過ごしてしまうような小さな温泉地ですが、かの不昧公も愛した湯だとか。(そういえば、前にいった「御所覧場」も不昧公好みの湯らしい)
日曜日だというのに閑静なとおりを歩いていくとその一番奥に「海潮荘」がありました。「秘湯の会」の看板が掲げてあります。広い玄関のわきに立派な応接室があり、客室へと続く廊下はガラス張りでそこから緑や廊下の下を横切る小川が見えて客室へ入る前から期待は高まりまくりです(笑)。
そしてここは、一人旅を断っていない素晴らしい宿でもあります。今回はわざわざ遠くまで来たので奮発して2000円高い方の部屋にしました(景色が違うらしい)。
●大きな椎の木の下のお風呂
「海潮」の名前は海の水のように塩辛いから、とも、しっぽのない子牛をお湯につけたらしっぽが生えてきたからともいいます。泉質は含石膏芒硝泉。透明であまり塩辛くはなかったですが。つるつるした肌触りに磨いた大小の岩を配していて、露天からは大きな椎の木(樹齢800年だとか!)を見上げます。大木があるせいか、とても落ち着き気持ちいいです。
写真は22時までの女湯。夜から朝は、この2倍はある広いほうの露天風呂が女湯になります。お風呂は「何時まで」という案内がなかったので、たぶん夜通し入れたのだと思います。木作りの脱衣所も清潔な感じです。(写真のほうの女湯の脱衣所はなぜか2階建てになっていて、2階のほうに洗面所やドライヤーがあった)温泉に含まれる石膏成分のせいか、お肌の調子は良好でした。もちろん掛け流しです。
●穴子鍋と朝粥が美味
夕食を部屋食で頼むと、自動的に懐石(温泉宿風の)になります。ただ、布団敷きなどを考慮してくださったのか、別部屋を用意してくれました。テレビもあるほかの客室です。料理は写真の通りですが、他に焼き物と揚げ物、茶碗蒸がついたと思います。
穴子の鍋が美味しかったですが、あとで知ったのですがここの名物は囲炉裏料理らしい。朝食会場がその囲炉裏だったのですが、ここで夕食を食べることにすると、鴨鍋などを選べたらしい。囲炉裏越しに窓から庭が見えて、すごくいい場所だった!テレビ見ながらの部屋食もいいけど、庭を見ながらの囲炉裏で鴨鍋も魅力的だったなあ……。
その囲炉裏で食べる朝ごはんで出る芋粥が優しい味でよかった。朝のお粥って「へえー。本当はご飯がいいな」などと最初は思うのですが、食べてみると優しくてハマるんですよねー。本当に。九州だと唐津の「洋々閣」でも麦粥が出ます。出たときは「ご飯がいい……」と思いつつ、食べ始めると意外にその食感と胃への優しさについ食が進むところまでおんなじでした。 他にもしじみ汁、ツボから好きなだけとる梅干、カレイ一夜干し、ワラビのおひたし、揚げ出し豆腐など朝食は充実していてとてもよかったです。食後は、応接室でコーヒーをオーダーできます(有料)。
出発した月曜の朝は小雨が降っていたのですが、女将さんが「雨に濡れてしまうから送っていきましょう」とたかだか徒歩3分のバス停までわざわざ車で送ってくださいました。 宿の方もみなさん親切で、仕事を持ち込みつつの落ち着かない女一人旅でしたが、最大限になごめました。今度はゆっくりと来たいです。
海潮荘(うしおそう)
住所; 島根県雲南市大東町中湯石451
TEL; 0854-43-5000
料金; 1万6000円~(ぶらり湯のまち中国四国より) 一人旅は1万7000円くらいから。
客室; 和室16室 洋室1室 夕食部屋食可
風呂; 露天付き内湯2(男女各1)、内湯1(貸切)
宿泊者の入浴時間 特に案内無しということでマナーとモラルによるのであろうと思われ。
URL; http://www.ushiosou.jp/
宍道湖や日本海から内陸へ入っていく奥出雲と呼ばれる地域は、実はなかなか風情のある良い湯の宝庫なのです。九州の人気温泉地ほど洗練はされていませんが、ひなびていて何よりあまり高くないのがよいところ(笑)。
以前にも、さして期待せずに行った、立久恵峡(九州で言ったら耶馬溪のようなところ)にある「御所覧場」という温泉でその絶景といい湯、野趣あふれるご飯に大感激した覚えもあり、我ながら良い思いつきだとホクホクしながら海潮行きのバスに乗りました。
途中、「勝負」なんていう面白いバス停があったりして、みるみる車窓は「田舎」になっていき、松江から40分ほどで海潮温泉に着きました。
●秘湯の会の宿

日曜日だというのに閑静なとおりを歩いていくとその一番奥に「海潮荘」がありました。「秘湯の会」の看板が掲げてあります。広い玄関のわきに立派な応接室があり、客室へと続く廊下はガラス張りでそこから緑や廊下の下を横切る小川が見えて客室へ入る前から期待は高まりまくりです(笑)。
そしてここは、一人旅を断っていない素晴らしい宿でもあります。今回はわざわざ遠くまで来たので奮発して2000円高い方の部屋にしました(景色が違うらしい)。

●大きな椎の木の下のお風呂
「海潮」の名前は海の水のように塩辛いから、とも、しっぽのない子牛をお湯につけたらしっぽが生えてきたからともいいます。泉質は含石膏芒硝泉。透明であまり塩辛くはなかったですが。つるつるした肌触りに磨いた大小の岩を配していて、露天からは大きな椎の木(樹齢800年だとか!)を見上げます。大木があるせいか、とても落ち着き気持ちいいです。
写真は22時までの女湯。夜から朝は、この2倍はある広いほうの露天風呂が女湯になります。お風呂は「何時まで」という案内がなかったので、たぶん夜通し入れたのだと思います。木作りの脱衣所も清潔な感じです。(写真のほうの女湯の脱衣所はなぜか2階建てになっていて、2階のほうに洗面所やドライヤーがあった)温泉に含まれる石膏成分のせいか、お肌の調子は良好でした。もちろん掛け流しです。

●穴子鍋と朝粥が美味
夕食を部屋食で頼むと、自動的に懐石(温泉宿風の)になります。ただ、布団敷きなどを考慮してくださったのか、別部屋を用意してくれました。テレビもあるほかの客室です。料理は写真の通りですが、他に焼き物と揚げ物、茶碗蒸がついたと思います。
穴子の鍋が美味しかったですが、あとで知ったのですがここの名物は囲炉裏料理らしい。朝食会場がその囲炉裏だったのですが、ここで夕食を食べることにすると、鴨鍋などを選べたらしい。囲炉裏越しに窓から庭が見えて、すごくいい場所だった!テレビ見ながらの部屋食もいいけど、庭を見ながらの囲炉裏で鴨鍋も魅力的だったなあ……。
その囲炉裏で食べる朝ごはんで出る芋粥が優しい味でよかった。朝のお粥って「へえー。本当はご飯がいいな」などと最初は思うのですが、食べてみると優しくてハマるんですよねー。本当に。九州だと唐津の「洋々閣」でも麦粥が出ます。出たときは「ご飯がいい……」と思いつつ、食べ始めると意外にその食感と胃への優しさについ食が進むところまでおんなじでした。 他にもしじみ汁、ツボから好きなだけとる梅干、カレイ一夜干し、ワラビのおひたし、揚げ出し豆腐など朝食は充実していてとてもよかったです。食後は、応接室でコーヒーをオーダーできます(有料)。

出発した月曜の朝は小雨が降っていたのですが、女将さんが「雨に濡れてしまうから送っていきましょう」とたかだか徒歩3分のバス停までわざわざ車で送ってくださいました。 宿の方もみなさん親切で、仕事を持ち込みつつの落ち着かない女一人旅でしたが、最大限になごめました。今度はゆっくりと来たいです。

海潮荘(うしおそう)
住所; 島根県雲南市大東町中湯石451
TEL; 0854-43-5000
料金; 1万6000円~(ぶらり湯のまち中国四国より) 一人旅は1万7000円くらいから。
客室; 和室16室 洋室1室 夕食部屋食可
風呂; 露天付き内湯2(男女各1)、内湯1(貸切)
宿泊者の入浴時間 特に案内無しということでマナーとモラルによるのであろうと思われ。
URL; http://www.ushiosou.jp/
2007年04月13日
温泉津(ゆのつ)温泉 「のがわや旅館」 -島根の温泉-
夏に発売されるガイドブックの取材で、島根県を10日にわたって長期取材中です。
4月11~12日は世界遺産に登録されるかもしれない石見銀山・温泉津(ゆのつ)温泉をまわってきました! 中でも昔、銀の積み出し港として栄えた温泉津は、エメラルドのような日本海に赤い石州瓦の町並みが鮮やかな山陰の風情溢れる温泉街、私のお気に入りです。
写真は昔銀の積み出しが行われていた沖泊近くの日本海。まっ白な奇岩はエーゲ海っぽい。
●湯量にあわせた浴槽
古い歴史を持ち、原爆の治療にも使われたという素晴らしい効能を持つ温泉津温泉ですが、湯量が少ないのが泣き所。町に外湯は2ヶ所でいずれも古くからの個人経営。
旅館のお湯はそのうちの1つ、薬師湯から引き湯しているのですが、いずれの旅館も浴槽は小さめ。
できるだけ源泉のままのお湯を生かしたいと、水で薄めたり循環させたりしないためです。
時間と共に褐色に濁る温泉の泉質はカルシウム塩化物泉。薬師湯の床には褐色の湯の花がびっしりとついています。
●水琴窟がある昔懐かしい風情の宿
今回のお宿は「のがわや旅館」。ゆかしい風情で温泉街に面しているのはほんの一部。
奥へ奥へと続く館内は、迷路のようでお客は「一度は迷われるようです」と若女将さん。 そのおかげで、館内はとても静かで(といっても通りじたいも静か)、中庭にある水琴窟が不可思議な感じの音を響かせるのがなんとも風流です。スリッパが古かったことだけが残念ですが、ほかはとても満足できました。温泉は福光石を使った岩風呂(写真)のほかに、家族湯もあります。いずれも薬師湯よりぬるめなので、時間をかけて入ることができます。もちろん源泉のままなので、温泉の浴槽は小さいところはご了承を。
日本海の海の幸を中心とした料理も、1つ1つ手がこんでいて美味です。ほろほろと柔らかい鯛の奉書焼に、白アスパラ豆腐、飯蒸しが美味しかったです。
あと、温泉津には酒蔵があるのですが、そこでつくる「亀五郎」がすっきりとして料理にあいます。グラス500円があるのも嬉しい。会員のみに売っている限定酒なので貴重です。帰る日だったらお土産に買いたい味でした……残念。 なお、朝食にイカ刺しが出るのが温泉津(ゆのつ)温泉のお宿の特徴です。
とくに面白かったのは、若女将さんのご案内つきで、温泉街の穴場を案内していただいたこと。
取材で必要だったからですが、この町で生まれ育った若女将さんのことを、町のみんなが知っていて、仲良く声を掛け合う感じがすごく温かくて「いいなぁ」と思いました。写真は若女将さんに連れて行っていただいた龍御前神社からの温泉津(ゆのつ)温泉。この高台まで、土や岩が露出したかなり険しいところもあるんですが、着物姿でさくさくと登っていく若女将さんは素敵でした!
●松江グルメお気に入り
松江の「しゃぶしゃぶの店 ろんぢん」。今回初めて行きましたが、しゃぶしゃぶのごまだれがここまで甘くないのは初めてです!たれがまったく甘くないおかげで島根和牛の脂の甘味が際立ってウマイし、酒(お酒を頼むと、すごいボリュームのおつまみが付いて来る。これも美味しい。これを食べたいばかりに酒を頼む人がいるとか)にもご飯にも合う!少々高いですが、今後松江を訪れたときは、宿泊のランクを落としてもここで絶対食事したいと思うお店です。甘いたれが好きな人にはお勧めしません。
「女性一人でいらっしゃるお客様も結構いるんですよ」という女将さんに勇気付けられ(笑)。
松江「清松庵たちばな」。宍道湖の夕陽が窓から見える和風カフェ。甘味中心のこの店で、大ファンになったのが黒米の磯部焼。いわゆる磯辺巻を黒米のお餅でつくったものですが、この黒米の餅がつぶつぶして絶品です!
その宍道湖の夕陽ですが、夕陽を見るための公園がきれいに整備されていてビックリ。
夕陽時はあちこちからそれを見たい客が集まってきて、何かのイベントのようでした。イベントのように賑やかな夕陽見物。それはそれでいいんですが……夕陽は一人で静かにたそがれつつ向きあうもの、と思う私には、少々寂しい気がしたりして(笑)。
のがわや旅館 -温泉津(ゆのつ)温泉
住所; 島根県大田市温泉津町温泉津口30
TEL; 0855-65-2811
料金; 10,650円~(2007年4月) 鯛の奉書焼付は15900円~
客室; 和室10室 夕食部屋食
風呂; 内湯3(男女各1、貸切1)
宿泊者の入浴時間 いちおう23時30分
4月11~12日は世界遺産に登録されるかもしれない石見銀山・温泉津(ゆのつ)温泉をまわってきました! 中でも昔、銀の積み出し港として栄えた温泉津は、エメラルドのような日本海に赤い石州瓦の町並みが鮮やかな山陰の風情溢れる温泉街、私のお気に入りです。
写真は昔銀の積み出しが行われていた沖泊近くの日本海。まっ白な奇岩はエーゲ海っぽい。

●湯量にあわせた浴槽
古い歴史を持ち、原爆の治療にも使われたという素晴らしい効能を持つ温泉津温泉ですが、湯量が少ないのが泣き所。町に外湯は2ヶ所でいずれも古くからの個人経営。
旅館のお湯はそのうちの1つ、薬師湯から引き湯しているのですが、いずれの旅館も浴槽は小さめ。
できるだけ源泉のままのお湯を生かしたいと、水で薄めたり循環させたりしないためです。
時間と共に褐色に濁る温泉の泉質はカルシウム塩化物泉。薬師湯の床には褐色の湯の花がびっしりとついています。
●水琴窟がある昔懐かしい風情の宿
今回のお宿は「のがわや旅館」。ゆかしい風情で温泉街に面しているのはほんの一部。

奥へ奥へと続く館内は、迷路のようでお客は「一度は迷われるようです」と若女将さん。 そのおかげで、館内はとても静かで(といっても通りじたいも静か)、中庭にある水琴窟が不可思議な感じの音を響かせるのがなんとも風流です。スリッパが古かったことだけが残念ですが、ほかはとても満足できました。温泉は福光石を使った岩風呂(写真)のほかに、家族湯もあります。いずれも薬師湯よりぬるめなので、時間をかけて入ることができます。もちろん源泉のままなので、温泉の浴槽は小さいところはご了承を。

日本海の海の幸を中心とした料理も、1つ1つ手がこんでいて美味です。ほろほろと柔らかい鯛の奉書焼に、白アスパラ豆腐、飯蒸しが美味しかったです。
あと、温泉津には酒蔵があるのですが、そこでつくる「亀五郎」がすっきりとして料理にあいます。グラス500円があるのも嬉しい。会員のみに売っている限定酒なので貴重です。帰る日だったらお土産に買いたい味でした……残念。 なお、朝食にイカ刺しが出るのが温泉津(ゆのつ)温泉のお宿の特徴です。


取材で必要だったからですが、この町で生まれ育った若女将さんのことを、町のみんなが知っていて、仲良く声を掛け合う感じがすごく温かくて「いいなぁ」と思いました。写真は若女将さんに連れて行っていただいた龍御前神社からの温泉津(ゆのつ)温泉。この高台まで、土や岩が露出したかなり険しいところもあるんですが、着物姿でさくさくと登っていく若女将さんは素敵でした!
●松江グルメお気に入り

「女性一人でいらっしゃるお客様も結構いるんですよ」という女将さんに勇気付けられ(笑)。

その宍道湖の夕陽ですが、夕陽を見るための公園がきれいに整備されていてビックリ。
夕陽時はあちこちからそれを見たい客が集まってきて、何かのイベントのようでした。イベントのように賑やかな夕陽見物。それはそれでいいんですが……夕陽は一人で静かにたそがれつつ向きあうもの、と思う私には、少々寂しい気がしたりして(笑)。
のがわや旅館 -温泉津(ゆのつ)温泉
住所; 島根県大田市温泉津町温泉津口30
TEL; 0855-65-2811
料金; 10,650円~(2007年4月) 鯛の奉書焼付は15900円~
客室; 和室10室 夕食部屋食
風呂; 内湯3(男女各1、貸切1)
宿泊者の入浴時間 いちおう23時30分













