2008年02月29日
遊び心いっぱい。霧島山麓の完全離れ宿「ふたり静」
前から泊まってみたかった「ふたり静」にいってきました。背後に韓国岳、正面に桜島という絶景を見ることができる敷地内にある完全に独立した離れの宿です。出来て2年で早くもリピーターがいっぱいというこの宿の魅力は主に3つ。離れの中で内湯・露天+αの温泉三昧を楽しめるということ。フレンチ出身のシェフがつくる創作料理「モダン懐石」。そして遊び心いっぱいの部屋。これらの魅力があいまって、ここしかない魅力を醸し出しているのです。
◆天井に襖!昔ながらの蔵のカギ!遊び心満載の離れ
まず、ゲストを迎えるのは孟宗竹の林に囲まれた小路。さやさやとした葉ずれの音に早くも癒されつつ歩けば、まるで切り絵のように現れるべんがら色の母屋。出会いの演出もなかなかです。この母屋には名前が書かれた果実酒のビンがいっぱい並んでいます。聞けば、宿泊したら必ず季節の果実で果実酒をつくってくれるんだとか。持ち帰りもOKですが、次に来たときにあけるのが楽しみと皆さん置いていくのだとか。いろいろな実が透けて見えるのは、持ち主のお客さん本人も楽しいでしょうし、他のお客さんが見ても「ああ、山の宿に来たんだなあ」という風情が味わえていいなぁと思います。
客室は本当に1棟ずつ独立した離れ。敷地の中にぽつんぽつんと建っています。葉がすっかり落ちた冬だったので敷地はややさみしい感じでしたが、まだまだこれから池をつくったりするそうで、木が大きく育つとまた印象が変わると思います。ただ開けている分、韓国岳などはよく見えました。結局いかなかったのですが、貸切露天風呂にいく途中の道からは桜島も見えます。
で、部屋が面白い。壁に斜めに障子が埋まっていたり、天井を見上げると襖がずらりと並んでいたり。カラクリ風の扉があったり。私が泊まった「もりの音」は、入口のカギが昔ながらの『鉤』。木の仕掛けをひっかけたりおろしたりするのですが、開け方にコツがあります。慣れないお客さんは苦情を言ったりするようですが、こんな仕掛けが楽しめる! と前向きに感じるといいですね。
なお、ビジュアル的に一番面白いと思った部屋は天井に襖がはまっていた「かぜの音」でしょうか。ただ、私が泊まった「もりの音」は温泉に入るときの脱衣場に仕切りがなく、居間からトイレや寝室に行く同泊者から丸見え! 友達同士とかカップルなら問題ないのでしょうが、年頃の娘さんがいる家族連れは気をつけて(笑)。
◆内湯+露天+αの温泉三昧
各部屋に内湯と露天がついている・・・それだけでなく、岩盤浴やサウナまで専用のものがついているというこの贅沢。岩盤浴やサウナがついている部屋にはもちろん水風呂もついています!私が泊まった「もりの音」はウッドテラスに足湯がついていました。寒い季節でなければ、ここで足を温めながらビールなんか飲むのはさぞ気持ちいいでしょう・・・。温泉の浴槽も、丸太をくりぬいたものや、樽、陶器などいろいろ。各部屋を泊まり歩くリピーターの気持ちがよくわかります。温泉は透明な単純泉。火山の近くなのにPHも中性で、肌に優しくさっぱりとした入り心地でした。
◆遊びごころいっぱい!フレンチ出身のシェフがつくる創作料理「モダン懐石」
遊び心がテーマだというこの宿、料理も遊び心いっぱいです。フレンチ出身のシェフがつくる洋皿に盛られたモダン懐石は、「鹿児島だからといって黒豚は使わない。イベリコ豚が美味しいと思うからそれを使う」という信念に満ちています。正直にいえば鹿児島のものにこだわっていない分、食に旅の情緒を求める向きにはやや不満かもしれません。とはいえ味のほうは、これ目当てのリピーターが多いことからも、その満足度がうかがい知れるでしょう。酸味、辛味、甘み……と味の輪郭がきっちりとした料理は、地元の焼酎(これは地元の小さな蔵のものがある)によくあうこと。私は、クラゲのお寿司とカキの茶わん蒸し、それからデザートが気に入りました。クラゲのお寿司は、外側にアンキモが塗ってあり、歯ごたえと濃厚さが味わえる面白さ。カキの茶わん蒸しは、一見カキの姿も形もないのですが、柚子胡椒の辛みの下から立ちあがってくるうまみはあきらかにカキ。ふわふわで辛いカキのプリンといった味は初めて。またデザートは栗がごろごろ入ったアイスにさつまいものモンブラン。芋に栗と女性の好きなものづくしで、とても満足しました。
ただ、食事処(個室食事処が用意される)が撮影の都合で、テーブル席だったのですが、これが寒い。足もとのカーペットはホットカーペットじゃなかったようで、下駄を脱いだ状態でスリッパもなかったので足元からの冷えはかなりこたえました(泣)。あの部屋に限っては、冬場はスリッパを用意してほしい!(宿の方、もし見てたらよろしくお願いします!)
寒がりの人は、温泉でよく温まってから、かつ部屋に用意されたひざ掛け(部屋から食事処へ移動するときが寒いだろうという心遣いで用意されている)は必ず持っていきましょう。もっとも、これから春になれば、そんな心配は無用ですが(笑)。
ふたり静
http://futarishizuka.jp/
1泊28900円~
宿泊は中学生以上より。
◆天井に襖!昔ながらの蔵のカギ!遊び心満載の離れ

客室は本当に1棟ずつ独立した離れ。敷地の中にぽつんぽつんと建っています。葉がすっかり落ちた冬だったので敷地はややさみしい感じでしたが、まだまだこれから池をつくったりするそうで、木が大きく育つとまた印象が変わると思います。ただ開けている分、韓国岳などはよく見えました。結局いかなかったのですが、貸切露天風呂にいく途中の道からは桜島も見えます。

で、部屋が面白い。壁に斜めに障子が埋まっていたり、天井を見上げると襖がずらりと並んでいたり。カラクリ風の扉があったり。私が泊まった「もりの音」は、入口のカギが昔ながらの『鉤』。木の仕掛けをひっかけたりおろしたりするのですが、開け方にコツがあります。慣れないお客さんは苦情を言ったりするようですが、こんな仕掛けが楽しめる! と前向きに感じるといいですね。


◆内湯+露天+αの温泉三昧


◆遊びごころいっぱい!フレンチ出身のシェフがつくる創作料理「モダン懐石」

ただ、食事処(個室食事処が用意される)が撮影の都合で、テーブル席だったのですが、これが寒い。足もとのカーペットはホットカーペットじゃなかったようで、下駄を脱いだ状態でスリッパもなかったので足元からの冷えはかなりこたえました(泣)。あの部屋に限っては、冬場はスリッパを用意してほしい!(宿の方、もし見てたらよろしくお願いします!)

寒がりの人は、温泉でよく温まってから、かつ部屋に用意されたひざ掛け(部屋から食事処へ移動するときが寒いだろうという心遣いで用意されている)は必ず持っていきましょう。もっとも、これから春になれば、そんな心配は無用ですが(笑)。
ふたり静
http://futarishizuka.jp/
1泊28900円~
宿泊は中学生以上より。
2008年02月22日
温泉のあるビジネスホテルって快適!
明日ある温泉マイスター試験のために別府に来ています。今日は温泉につかりつつも勉強三昧です(笑)。
別府は温泉地としては大きめの街なので、かけ流しの温泉が楽しめるビジネスホテルがいろいろ選べるところがうれしい。今日選んだのは、北浜にある「ホテル・エール」。内部はお洒落に改装されている上に、10F、11Fにある温泉は源泉かけ流しで24時間入浴可能です。
平日だからか、ツインを用意していただきましたが、これが広い。シングルで言ったら2部屋分くらいの広さはゆうにあります。ソファが置かれた寛ぎスペースも6畳くらいあるように見え、ビジネスユースにはもったいないほど(笑)。
露天風呂は底まで檜でヨットハーバーと高崎山をのぞみます(絶景のあまり、端で立ち上がると下から見えそうなので、気をつけて入浴しましょう^_^;)。スリッパがまざらないようにトランプが置いてあるのも工夫されています。ネットもOKです。素泊まりのほかに、とり天や琉球といった郷土料理の夕食を付けたプランもあります。楽天で1泊2食付きの場合は7000円くらいでした。
ホテル・エール
http://www.yufu-tsubasa.com/aile/top.html
別府は温泉地としては大きめの街なので、かけ流しの温泉が楽しめるビジネスホテルがいろいろ選べるところがうれしい。今日選んだのは、北浜にある「ホテル・エール」。内部はお洒落に改装されている上に、10F、11Fにある温泉は源泉かけ流しで24時間入浴可能です。

平日だからか、ツインを用意していただきましたが、これが広い。シングルで言ったら2部屋分くらいの広さはゆうにあります。ソファが置かれた寛ぎスペースも6畳くらいあるように見え、ビジネスユースにはもったいないほど(笑)。


ホテル・エール
http://www.yufu-tsubasa.com/aile/top.html
2008年02月15日
クセのない別府温泉のミストで気軽に保湿
お肌にツライ、乾燥した冬はまだ続きますね。先日、取材のさなか「潮騒の宿 晴海」の土産品売り場で見つけたのがこのミスト。別府で採水した光触媒フィルターに通して浸透圧を高めただけの温泉を窒素と一緒に詰めただけ、エタノールなどの添加物は完全になし。つまり温泉水だけ、というのに惹かれて買ったのですが……。
すごくいい!
アトピー持ちの私ですが、健康な肌への刺激はもちろんなし、悪化した部分に吹きつけても刺激はまったくありません。温泉水、といいつつ匂いなどはほとんどないのですが、別府の温泉に豊富なメタケイ酸がたくさん入っているんだとか。惚れこんでしまい、いろいろな場面で使っています。
お風呂上がりの火照った肌にシューっと吹きつけると何より気持ちいい。化粧水代わりになります。化粧した上から軽く吹き付けて保湿に使うのもいいし、眠くなったときに瞼に吹きつけると眠気覚ましになる。かなりのお役立ちグッズです。
なにより、温泉のまま無添加、というのが嬉しい。誰にでも薦められる温泉土産です!別府にお越しの際はぜひ!
べっぴん泉
80g 1260円 成分:温泉水・窒素
http://www.beppin-sen.com/index.html
すごくいい!
アトピー持ちの私ですが、健康な肌への刺激はもちろんなし、悪化した部分に吹きつけても刺激はまったくありません。温泉水、といいつつ匂いなどはほとんどないのですが、別府の温泉に豊富なメタケイ酸がたくさん入っているんだとか。惚れこんでしまい、いろいろな場面で使っています。
お風呂上がりの火照った肌にシューっと吹きつけると何より気持ちいい。化粧水代わりになります。化粧した上から軽く吹き付けて保湿に使うのもいいし、眠くなったときに瞼に吹きつけると眠気覚ましになる。かなりのお役立ちグッズです。
なにより、温泉のまま無添加、というのが嬉しい。誰にでも薦められる温泉土産です!別府にお越しの際はぜひ!

80g 1260円 成分:温泉水・窒素
http://www.beppin-sen.com/index.html
2008年02月08日
福岡県秋月の町中で唯一泊まれる温泉宿
桜と紅葉の名所で名高い秋月。筑前の小京都と呼ばれるここを訪れると、山里の澄んだ空気に、足元を流れる清流があり本当に心洗われます。日帰りで訪れる方も多いと思いますが、ここに昨年できたばかりの温泉宿が「秋月温泉 清流庵」です。
もともと大きな池と巨石をしつらえた回遊式庭園で知られた旅館「祐徳園」を2年間かけてリニューアルした宿ですがその2年の間に温泉を掘り当てたのです。発売中の「東京カレンダー」の取材で伺いました。写真はプロの方がきれいに撮っているので、よろしかったらそちらでご覧くださいね。
秋月を訪れると石造りの側溝に澄んだきれいな水が流れているのですが、この水は昔は飲用水にも使っていたといいます(上流に道路ができたのでさすがに今は飲めません)。その生活用水だった遺構が最もよく残る通りの沿線にこの宿はありますので、すぐ近くには秋月焼の窯で荷物を預けたらのんびりと散策するのも秋月らしさが楽しめていいと思います。
全室2間以上の離れ風・温泉付きという客室は、大幅にリニューアルされ、新しい木のよい香りが漂います。しつらえはすべて純和風で、もみじなどが彫り込まれた細工などが愛らしい。
温泉は露天付きや岩盤浴付という+αがついた部屋もあり、もちろん客室では源泉掛け流しの湯を24時間楽しめます。右の写真は、総檜のお風呂(これがまた楕円形で可愛い。洋バスを檜でつくったような感じ)がついた「ふじ」にあった寝ながらシャワーを浴びられるベッド。もともとは体が不自由なお年寄りなどのためにあるらしいですが、健康な人が使っても面白いと思います(笑)。
池の一部が温泉のように見える錯覚もありますが、男女別大浴場はかなり広いです。写真が広角じゃないのでわかりづらいと思いますが、内湯に岩湯と檜風呂、露天で岩風呂と、可愛い陶器の湯船があります。露天はすぐ間近に池があり、鯉が泳ぐのが見えます。葉っぱが落ちてしまっていたのが少し残念ですが、新緑や紅葉、さらに雪のときはかなり美しい景色が楽しめることと思います。温泉もpH10とかなりヌルヌルで、肌触りがいいです。温泉においてあるのは馬油シャンプー、これもお肌にいいと好評だそうです。
リニューアルした清流庵の一番の特徴は、食事処でしょう。
大きな池に面してガラス張り、秋月の幽玄な風情と対峙しながらお食事ができます。部屋食も可能だそうですが、この食事処を案内すると皆さん「ここで」とおっしゃるそうです。今回の取材ではお食事も頂けました。美味しかったです。写真はみそ味が上品なイセエビの具足煮(左上)、ほわほわの白子がたっぷり入った鱈の雪見鍋(左下)、秋月名物の川茸を寒天で寄せたもの(右上)、そしてこれが特に絶品だったベリーソースのかかった白菜とスモークサーモンの巻物にフォアグラを添えたもの(右下)。地元の白菜の甘さと、フォアグラの出会いはとても印象的でした。
秋月は明治維新で幕府側についたために、秋月藩士は北海道など全国各地に散っていきました。その末裔の方などが全国からいらっしゃって秋月の1泊を過ごしていくことも多いとのことでした。
秋月温泉 清流庵
1泊2食付き20000円~
http://www.seiryuan.com/room.html
HPでは一人1室料金から明記して案内してあります!
優雅な一人旅を楽しみたい方にもお勧めです。
もともと大きな池と巨石をしつらえた回遊式庭園で知られた旅館「祐徳園」を2年間かけてリニューアルした宿ですがその2年の間に温泉を掘り当てたのです。発売中の「東京カレンダー」の取材で伺いました。写真はプロの方がきれいに撮っているので、よろしかったらそちらでご覧くださいね。

全室2間以上の離れ風・温泉付きという客室は、大幅にリニューアルされ、新しい木のよい香りが漂います。しつらえはすべて純和風で、もみじなどが彫り込まれた細工などが愛らしい。

池の一部が温泉のように見える錯覚もありますが、男女別大浴場はかなり広いです。写真が広角じゃないのでわかりづらいと思いますが、内湯に岩湯と檜風呂、露天で岩風呂と、可愛い陶器の湯船があります。露天はすぐ間近に池があり、鯉が泳ぐのが見えます。葉っぱが落ちてしまっていたのが少し残念ですが、新緑や紅葉、さらに雪のときはかなり美しい景色が楽しめることと思います。温泉もpH10とかなりヌルヌルで、肌触りがいいです。温泉においてあるのは馬油シャンプー、これもお肌にいいと好評だそうです。

リニューアルした清流庵の一番の特徴は、食事処でしょう。
大きな池に面してガラス張り、秋月の幽玄な風情と対峙しながらお食事ができます。部屋食も可能だそうですが、この食事処を案内すると皆さん「ここで」とおっしゃるそうです。今回の取材ではお食事も頂けました。美味しかったです。写真はみそ味が上品なイセエビの具足煮(左上)、ほわほわの白子がたっぷり入った鱈の雪見鍋(左下)、秋月名物の川茸を寒天で寄せたもの(右上)、そしてこれが特に絶品だったベリーソースのかかった白菜とスモークサーモンの巻物にフォアグラを添えたもの(右下)。地元の白菜の甘さと、フォアグラの出会いはとても印象的でした。

秋月は明治維新で幕府側についたために、秋月藩士は北海道など全国各地に散っていきました。その末裔の方などが全国からいらっしゃって秋月の1泊を過ごしていくことも多いとのことでした。
秋月温泉 清流庵
1泊2食付き20000円~
http://www.seiryuan.com/room.html
HPでは一人1室料金から明記して案内してあります!
優雅な一人旅を楽しみたい方にもお勧めです。
